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 mMTCに関しては、リリース13で定義されたLTE MTC Category M1(Cat-M1)やNB-IoTといった技術について、リリース14と15でバッテリー寿命の長時間化などの機能、性能強化が行われている。

 クリティカルコミュニケーションでは、5GレベルのURLLC(ultra-reliable low latency communications、超高信頼低遅延通信)として、1ミリ秒以下の低遅延性とパケットエラー率10の-5乗レベルの高信頼性が要求される。リリース15では、高信頼性を保持しながらTTI(Transmission Time Interval:伝送時間間隔)の短縮と、1ミリ秒単位のオペレーションを行うことで、これらを実現する(下図参照)。

クリティカルコミュニケーションの事例と要件
クリティカルコミュニケーションの事例と要件
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 ITS(Intelligent transportation systems、高度道路交通システム)についても、リリース14でV2X(vehicle-to-everything)通信関連のソリューションを定め、V2V(vehicle-to-vehicle、車両間)、V2I(vehicle-to-infrastructure、路車間)、V2P(vehicle-to-pedestrian、車両と歩行者間)通信に向けた取り組みを行っている。具体的には、direct D2D(直接端末間)インターフェース(sidelink)が強化され、低遅延で広カバレッジなMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service、基地局からの電波を各端末で一斉受信するサービス)もサポート。これらを使って、市街地や高速道路で行ったV2V通信の結果が下図になる。

従来の狭域通信(dedicated short range communications (DSRC))とリリース14採用時の違い
従来の狭域通信(dedicated short range communications (DSRC))とリリース14採用時の違い
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