小型風力に「経過措置」

 委員長案では、このほか風力とバイオマス発電に関して、価格と区分で変更があった。

 20kW以上の大型陸上風力に関しては、住宅太陽光と同様、3年度分がすでに決まっており、2018年度・20円/kWh、2019年度・19円/kWhとなっている。今回の算定委で、さらに3年先の2020年度の価格に関して18円/kWhが示され、1円の引き下げとなった。

 加えて、20kW未満の小型風力の区分がなくなり、20kW以上と統合された。これにより、20kW未満の小型風力は2017年度の55円/kWhから20円/kWhに大幅な引き下げとなる。このため、経過措置が設定される。本来、2017年度の認定を取得するには1月12日までに認定申請する必要があったが、この申請期限を引き延ばす。事務局案では、新たな申請期限は3月末だったが、委員からの意見で2月末までになる見込みだ。ただし、この際、土地の確保など、接続契約以外の必要書類をすべて提出することが条件となる。

 また、洋上風力に関しては、着床式のうちで「一般海域の海域利用ルール」を適用される案件に関しては、入札制に移行する。同ルールは、現在、内閣府を中心に法整備が進んでおり、今国会での成立を目指している。

 バイオマス発電については、「一般木材等」区分の1万kW(10MW)以上の案件については入札制の対象となった。加えて、今回、「一般木材等」区分から、パーム油などの「バイオマス液体燃料」区分を独立させて新区分とし、同区分については全規模が入札制に移行することになった。

 2月7日に発表された委員長案に関し、委員全員が概ね同意していることから、示された内容で、例年のスケジュールであれば3月半ばに正式に決定となる見込みだ。

次年度の入札制度のスケジュール(案)
次年度の入札制度のスケジュール(案)
(出所:経済産業省)
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