フランスの電機大手、シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)社は2月8日、同社のサポートにより、米サンケミカル(Sun Chemical)社が屋根上太陽光発電を活用した電力購入スキームを導入したと発表した。

 サンケミカル社のニュージャージー州カールスタッド(Carlstadt)にある事業所で、電気料金の削減効果は、年間約40万ドルに達するとしている。

 太陽光パネルを製造施設の屋上とカーポートに設置することで、同事業所で使用するエネルギーの30%以上を賄えると見込む。年間の発電量は約110万kWhとなり、90件以上の家庭が使用する電力に相当するとしている。太陽光発電システムの設備容量など詳細は未公表だが、発電量や事業所の規模から数百kW程度とみられる。

 米Onyx Renewables社がEPC(設計・調達・施工)サービスを提供し、太陽光発電システムの保有とO&M(運用・保守)も行う。サンケミカル社とOnyx社は20年間の電力購入契約(PPA)を締結し、電力会社の電気料金より低い価格で、太陽光で発電した電力をOnyx社がサンケミカル社に売る。いわゆる「第三者保有モデル」となる。

 シュナイダーエレクトリック社は、2004年以来12年間サンケミカル社の米国とカナダの事業所40カ所以上で、エネルギー管理や持続可能性に関するコンサルティングにより支援を行ってきたという。

 このような経緯から、今回のプロジェクトはこれまでの提携を拡張する形で進められている。シュナイダーは、過去12年間の提携によってサンケミカル社がエネルギーのコストを1200万ドル以上も削減できたとしている。

 カールスタッド事業所では現在、同プロジェクトの工事が進められており、2017年の秋までに建設が完了すると見込んでいる。