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Googleが開発中の完全自動運転車
Googleが開発中の完全自動運転車
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 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、自動運転用ソフトウエアを「運転手」とみなせる可能性があるとの見解を示した。現行法は、運転手がいない車両は公道を走れないとされている。米Google社が目指す無人で走れる完全自動運転車の実用化に向けて、道筋が見えてきた。

 NHTSAは米国東部時間2016年2月4日、Google社で完全自動運転車の開発を率いるChris Urmson氏に書面で回答した。Urmson氏は2015年11月、Google社が開発中のステアリングやブレーキペダルのない完全自動運転車の安全基準の解釈について、NHTSAに問い合わせていた。

 NHTSAは、「Google社が十分な情報と根拠を提供する」ことを前提に、AI(人工知能)と位置付ける自動運転用ソフトウエア「SDS(Self-Driving System)」を「運転手」とみなせる可能性があると答えた。「人間ではないものが車両を運転できるならば、運転するものは『運転手』とみなすのが妥当」との見解を示した。

 Google社はかねて、NHTSAと「緊密に話している」(Urmson氏)と明かしていた。2013年、NHTSAの元副局長であるRon Medford氏をスカウトした。その成果が表れたと言える。