これまでの投融資の実績
これまでの投融資の実績
(出所:東京都)
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 東京都は2月10日、都が進めてきた官民連携再生可能エネルギーファンド事業を通じ、栃木県に建設中の16.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に投資したと発表した。

 投資対象となるのは、壬生町と下野市に建設しているメガソーラー「壬生ソーラーウェイ」。壬生町と下野市にまたがる約20万3000m2の土地を活用、出力は約16.8MWとなる。総事業費は約65億円で、2017年3月に運転を開始する予定。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、東光電気工事が担当し、太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 事業用地は、マルハニチロアセットが所有していた山林雑種地で、JAG国際エナジー(東京都千代田区)が取得し、林地開発許可を取得して、建設を進めてきた。全量を東京電力エナジーパートナーに売電する。買取価格は36円/kWh。

 官民連携再生可能エネルギーファンド事業は、「広域型ファンド」と「都内投資促進型ファンド」で構成され、JAG国際エナジーとスパークス・アセット・マネジメント(東京都品川区)の2社が運営を受託している。出資総額は100億円程度で、 広域型ファンドについては、東京電力と東北電力の管内を投資対象とし、ファンド規模は40億円以上を見込んでいる。

 栃木県の案件は、JAGインベストメントマネジメントの運営する「広域型ファンド」による投資となる。同案件について、東京都は、「未利用地の有効活用や固定資産税などの支払いなどを通じて、地域経済への貢献につながっていくことが期待される」としている。

 「壬生ソーラーウェイ」については、JAG国際エナジーが2月2日、「プロジェクトボンド」の手法を活用し、総額約54億円を調達すると発表していた。官民連携ファンドからの出資を呼び水に、プロジェクトボンドの手法で民間企業などから54億円を非遡及型融資(ノンリコースローン)で調達することになる(関連記事)。