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図1:空冷ヒートンポンプチラー「MSV」
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図2(a) 採用した高効率圧縮機
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図2(b)ヒートポンプの運転最適化
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図3 運転範囲
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図4 導入効果の例
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 三菱重工業と中部電力は、ビル用のガス空調設備や工場用のボイラーから更新することで省エネルギーを図れる空冷ヒートポンプチラー「MSV」を共同開発した(図1、ニュースリリース)。118kW機(40馬力相当)と150kW機(50馬力相当)があり、冷却時のCOPは3.40と3.28、加熱時のCOPは3.65と3.41 。2016年10月に発売する予定だ。

 開発機では、高効率な圧縮機を採用するとともに、ヒートポンプの運転を最適化することにより、60℃までの加熱運転を実現した(図2)。具体的には、三菱重工の3次元圧縮機構を採用。同機構は横方向と高さ方向から圧縮するため、従来の方式に比べて効率が高まり、高温で高効率に加熱できるようになった。さらに、外気温度や必要とする温水・冷水温度に合わせて2つの水熱交換器の熱量をきめ細かく分担させる方式として、広い範囲で高効率な運転を可能にした。

 商業ビルなどの空調設備には、標準加熱温度が60℃の吸収式冷温水機が多く使われている。それに対して従来のチラーの最高加熱温度は55℃と低いため、チラーに更新するには屋内空調設備を改修しなければならなかった。加えて、各種工場の洗浄工程などでは、ボイラーで60℃に加熱した温水を使うことが多い。そこで開発機では、加熱温度を60℃に高め、チラーへの更新をしやすくした。