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 ゲームマシンや遊具の展示会「ジャパン アミューズメント エキスポ2016」(2016年2月19~20日、幕張メッセ)では、デジタル技術を砂や水といった現物と組み合わせることで、リアリティを高めたゲームが展示され、来場者からの注目を集めていた。

 プロジェクターを使ったバーチャルリアリティ技術に実際の“砂”を組み合わせていたのは、バンダイナムコエンターテインメントの「屋内砂浜 海の子」。屋内遊戯施設に向けた設備で、波打ち際(砂浜~浅瀬)を再現したもので、水遊びや魚を捕まえる遊びを楽しめる。人の動きによって波紋が広がったり、泳いでいる魚を網でとらえると「ゲット!」と表示されたりする仕組みだ。

バンダイナムコエンターテインメントの「屋内砂浜 海の子」の展示。実物サイズの約1/9で、浅瀬のみを再現していた。
バンダイナムコエンターテインメントの「屋内砂浜 海の子」の展示。実物サイズの約1/9で、浅瀬のみを再現していた。
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 人の動きの検出に使われているのは、米Microsoft社のジェスチャー入力コントローラー「Kinect」。プロジェクターは、市販のいわゆるオフィス向けプロジェクターの一部改良品を使う。35m2の砂場に、8台のプロジェクターと、4台のKinectを用いる。「センシングやプロジェクターなどのデバイスが安価になったことで、アミューズメント施設に使いやすくなった。

 こうしたデジタル機器に砂を加えることで、リアリティが高まる。砂場コーナーは裸足で入るので足からの感触があり、よりリアルに感じる。自然遊びを好む3~10歳の子供に、手軽に海遊びを楽しんでもらえる。」(バンダイナムコエンターテインメントの説明員)。さらに、天井と床部分に4台ずつスピーカーを設置する立体音響設備を備える。波紋などのアクションに関する音に加えて「サウンドチームが録音した“南国の音”を再現している」(同説明員)と、“リアル”に力を入れる。

 同社系列の屋内遊戯施設「あそびパーク」では砂場を用意していたことから、砂場にプロジェクターを組み合わせた同施設を着想したという。2015年10月に商業施設「ららぽーと海老名」の「ナムコAsoMIXららぽーと海老名店」に導入している。今後、新しく開設する同系列の屋内遊戯施設に導入する予定だ。今回は海外市場を対象に「INDOOR SEASIDE Kid’s Beach」として展示していた。このほか、自動車販売店のキッズコーナーなどの小規模需要がないか、ニーズを探っているという。

タッチパネルに放水

 水とタッチパネルを組み合わせた消防車を参考出展していたのは、ホープ・アミューズメント。幼児向けの乗り物型玩具で、実際に水が出るホースを操作して、モニターに表示される炎を消す。モニターの前に設置したタッチパネルで水を感知する仕組みだ。

 「タッチパネルに向けて水をかけることで、子供にもわかりやすくなる。以前、自社でも放水するゲームは作っていたが、炎形のパネルが倒れるという仕組みだった。モニターでの映像なら、様々なシチュエーションが作れて自由度が高い」(ホープ・アミューズメントの説明員)。今回の製品は中国製品の輸入品という。水はフィルターを介して循環させており、水道との接続は必要ない。3~4日に1回など、定期的に水を入れ替える。

ホープ・アミューズメントの消防車型玩具。ホースを操作して水をかける。正面から見ると擬人化された消防車になっていて、全体はゆっくり前後に揺れるように動いている。
ホープ・アミューズメントの消防車型玩具。ホースを操作して水をかける。正面から見ると擬人化された消防車になっていて、全体はゆっくり前後に揺れるように動いている。
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