追加設置で抑制量を最小化

 一方、66kV未満では、出力制御ユニットをPCS本体に内蔵する。これにより、出力制御ユニットとPCS間の通信異常による出力停止リスクを極小化し、PCSとの間で出力制御情報を一元化できるとともに、PCS本体と同時に出力制御ユニットをメンテナンスできるなど、保守・点検作業も効率化できるという。

66kV未満の構成例
66kV未満の構成例
(出所:TMEIC)
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 今回の出力制御機能は、66kV以上/66kV未満ともに、既設のTMEIC製PCSに追加的に設置できる。従来、高圧連系案件のなかには出力抑制時にPCSを手動停止しているサイトもあり、必要以上に抑制時間が長くなった場合、売電収入の減少に繋がるほか、対応人員の確保も課題となっていた。出力制御機能を追加的に導入することで、電力会社がリアルタイムで要求する最小限の出力抑制にとどめることができるとしている。

 TMEICによると、「今後、太陽光発電所は電力供給源としてだけでなく、出力制御をはじめとする発電所システムとしての対応が求められる。MSCなど同社のPCS制御システムは、電力系統の品質安定、発電量の維持向上、イニシャルおよびランニングコストの低減に貢献できる」(TMEIC・産業第三システム事業部の澤田尚正事業部長)という。