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Mandip Singh Khorana氏 日経エレクトロニクスが撮影。
Mandip Singh Khorana氏 日経エレクトロニクスが撮影。
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Khorana氏、Nair氏、池田氏 日経エレクトロニクスが撮影。
Khorana氏、Nair氏、池田氏 日経エレクトロニクスが撮影。
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 日本ナショナルインスツルメンツの新・代表取締役にMandip Singh Khorana氏が2016年4月1日付けで就任した(ニュースリリース)。同氏は1995年に日本NIにアプリケーションエンジニアとして入社し、ずっと日本で活動してきた日本市場のベテランだ。3月31日までは取締役 営業統括本部長を務めていた。

 日本NIは4月5日に報道機関向け会見を開き、Khorana氏、前代表取締役の池田亮太氏、米National Instruments社のChandran Nair氏が登壇した。Khorana氏によれば、今後も日本NIは池田氏が引いた路線を継続する。池田氏は2000年に代表取締役に就任して以来、顧客が最適なソリューションを手に入れられるように、NIのモジュラー開発手法の普及に務め、同手法を日本に定着させたという。特に、自動車産業に広く受け入れられた。

 NIのモジュラー開発手法では、NIのモジュール式計測・制御ハードウエアと、開発用ソフトウエアの「LabVIEW」を使う。何をどう使うかは顧客やアプリケーションによって異なるので、NIのパートナー企業が顧客のサポートに当たる。すなわち、NIは基本的に部品を提供し、パートナー企業がソリューションを構築する。このエコシステムがNIのビジネスモデルである。

 Khorana氏が引き継ぐ路線とは、このビジネスモデルを指す。単に引き継ぐだけでなく、「パートナーを強化したい」(同氏)とした。現在、日本NIにはソリューションを構築するパートナー企業が約40社いる。強化では「数を増やすのではなく、質を高める」(同氏)という。顧客のソリューションを構築するために、必要な技術は高度化・複雑化している。パートナー企業が必要な技術力を付けるために協力し、付けた企業にはそれを第3者が分かるように認定していくという。

 強化したい技術としては、5G(第5世代移動通信)やIoT(Internet of Things)を同氏は挙げた。例えば、「自動車が5GやIoTに対応するときに必要となる、評価や検査システムというソリューションを提供したい」とKhorana氏は言う。

 「自動車以外の分野はどうするか」と同氏に聞いた。「自動車は機械だけでなく、エレクトロニクスをはじめ、さまざまな技術の集合体。われわれは、自動車産業をサポートしてきたことで、大半の技術を身に着けることができた。どんな分野でもやっていける」(同氏)と自信を示した。

 Khorana氏を任命したNIのNair氏によれば、池田氏はNIの取締役を続け、アジア太平洋地域の開発に当たるという。上述したような日本市場での実績をアジア太平洋地域でも作ることを池田氏に期待しているとした。