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単位面積あたり蓄電容量30mAh/cm2

 研究チームはこの現象を利用し、現実的なセル形状において単位面積あたりの蓄電容量として30mAh/cm2と高い値を実現した。従来のLiイオン2次電池の値は、2mAh/cm2程度であることから、15倍の容量に相当する。今回の成果は、空気極材料にCNTを用いて、空気極の微細構造などを最適化することで得られたという。同チームは、巨大容量の実現はCNTの大きな比表面積と柔軟な構造が寄与していると考えており、今回の成果が「Li空気2次電池の反応機構の議論に一石を投ずる可能性がある」としている。

CNT空気極のSEM写真
CNT空気極のSEM写真
(図:NIMS)
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 今後は、セルを積層したスタックの高エネルギー密度化や、空気から不純物を取り除くといった研究に取り組み、実用的なレベルでの高容量なLi空気2次電池システムの開発を目指す。