太陽光パネル大手の米ファーストソーラー(First Solar)は4月5日、8ポイント3エネルギー・パートナー(8point3 Energy Partners)社における同社の権益売却などの選択肢を検討していると発表した。

 8ポイント3社は、ファーストソーラーが米サンパワー(SunPower)と合弁で設立した投資事業有限責任組合(Limited Partnership)で、メガソーラー(大規模太陽光発電所)に特化した売電事業プロジェクトの保有、運用、取得を事業の目的としている(関連記事)。

 8ポイント3社の業績は順調に推移している。それにもかかわらず、ファーストソーラーがその権益を手放す方針を決めた理由は、経営資源や資本を戦略的に整理し、新製品となる「シリーズ6」への移行を支援するためという。

 8ポイント3社の権益を処分することで得られる資金や資源を、今後数年間にわたって何GWもの規模で市場投入する計画である「シリーズ6」量産の立ち上げに振り向け、利益率の改善を加速させる狙いがあるとみられる。

 一方、同社としてメガソーラーの開発、建設や販売などの事業から撤退するわけではなく、「今後も引き続きプロジェクト事業に取り組んでいく」(ファーストソーラーのMark Widmar最高経営責任者)としている。

 今回のファーストソーラーの発表に対して、サンパワーは「ファーストソーラーに代わるパートナーの可能性などを検討する」と発表した。

 両社とも検討事項としては初期の段階であり、決定したことはまだ何もないとしている。未決定の検討事項の詳細については、開示しないとの方針を明らかにしている。