米GE Ventures社と米Mayo Clinic Ventures社は2016年4月11日(米国時間)、新会社Vitruvian Networks社を立ち上げると発表した。製造サービスとクラウド型ソフトウエアシステムを通じ、細胞・遺伝子療法の普及を促進する。
Vitruvian Networks社は、製薬会社や研究者と提携し、最先端のソフトウエアと製造サービスで細胞・遺伝子療法に「モノのインターネット(IoT)」をもたらす。まずは血液がんを標的とした自家細胞療法に注力する。その支援のための規格やインフラ、エコシステムを開発することで患者を保護し、このフィールドでの治療法の開発や提供を迅速に行えるようにサポートする。
バイオマーカーと細胞治療プロセス、臨床結果に関するMayo Clinicのデータも利用し、個別化療法の開発を推進。GE Healthcare社の細胞療法事業が保有するツールやその他の有力パートナーのツール、他のGE社の事業が持つデータ解析能力や製造プロセスのデザイン技術も活用する。