米FireFlower Alternative Energy社は12日、マサチューセッツ州プリマス(Plymouth)市内にある旧工場「Cordage Park」の屋上で太陽光発電システムが稼働を開始したと発表した。

 この旧工場は歴史的な建造物という。屋上のうち5万8000平方フィート(約5400m2)の面積に、設備容量448kWのミドルソーラー(中規模太陽光発電所)を設置した。年間に約54万kWhの発電量を見込んでおり、同施設で年間に消費する電力の約35%を賄うことが可能とする。

 FireFlower社は、CEO(最高経営責任者)のキャスリーン・ドイル(Kathleen Doyle)氏が2008年に設立した企業で、再生可能エネルギー開発を中心に事業を手掛けている。今回のプロジェクトでは、不動産デベロッパーのJanco Development社と提携している。

米FireFlower Alternative Energy社のキャスリーン・ドイルCEO
米FireFlower Alternative Energy社のキャスリーン・ドイルCEO
(出所:FireFlower Alternative Energy)
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 ドイルCEOは太陽光、風力、バイオ燃料などの再エネ開発を得意とし、20年以上にわたる商用不動産分野での経験も持つという。同氏は、持続可能な生き方に対する情熱を持ったビジネスリーダーとして、保有する自動車で廃食用油をリサイクルしたバイオ燃料を使用、8年以上にわたって自宅で消費する電力もすべて太陽光発電で賄っているという。

 ドイルCEOは、「今回のプロジェクトでは、25年間にわたって1200万kWh以上を発電すると見込んでいる。これは、1年で8465エーカー(約34km2)の森林への植樹による炭素固定に相当する。石油に換算すると2万704バレル(約3290m3)の燃焼を回避でき、平均的な乗用車の走行距離では約2143万マイル(約3450万km)に相当する温室効果ガス排出量の抑制となる」と述べている。

 同ミドルソーラーは系統に接続されており、余剰電力を売電している。FireFlower社は、今回のプロジェクトによる電力の市場価値を23万ドル以上と見積もっている。さらに、マサチューセッツ州が定める「ソーラー再生可能エネルギー証書(SREC)」の売却による収益も、Janco社が同プロジェクトに投資した事業資金の回収に寄与するとしている。