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大動脈瘤の血流解析例イメージ
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サービス提供の流れのイメージ
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 血流解析のベンチャー企業Cardio Flow Designは、スーパーコンピューターを活用した循環器画像解析サービス「心臓血管血流解析シミュレーション」の提供を2016年4月14日に開始した。循環器医学分野の医師や研究者を対象とした受託形式の研究支援サービスである。

 心臓血管疾患の造影CTやMRIなどの医用画像から血管内の血流の様相を高精度で再現し、その動画をレポートとして提供する。これにより、心筋梗塞や大動脈瘤破裂、心不全など循環器疾患の「予測医療」の研究をサポートする。

 血管内の3次元的な血流速度や血圧分布を拍動する動画で得られるほか、病的な血流による心臓や血管へのストレスも計測可能。これにより、動脈硬化や心不全の進行を予測する指標を取得できる。価格は、1件につき10万円前後。サービス提供開始後3年で延べ3000件以上、国内外100機関以上への提供を目指す。

 今回のサービスでは、NECソリューションイノベータと組み、国内唯一の産業界専用の公的スーパーコンピューター「FOCUSスパコンシステム」を駆使。流体解析技術を医用画像に適用するシステムを構築したことで、解析の高速化を実現したという。