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 「8K」かつ「3D」の液晶ディスプレーが、医療機器の専門展示会に登場した。「メディカル&イメージングEXPO」(2017年4月19~21日、パシフィコ横浜。光学技術の展示会「OPIE'17」内で開催)で、医療機器製造販売会社のカイロスが展示している。パナソニック液晶ディスプレイの55型8K液晶パネルに、有沢製作所の偏光フィルター「Xpol」を貼ることで、8K 3Dディスプレーとしたものである。

8K 3D医療用ディスプレーのデモの様子
8K 3D医療用ディスプレーのデモの様子
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 内視鏡手術の普及により、医師がディスプレーを見ながら行う外科手術は一般的になってきた。現在は主に、2K(フルHD)の2Dディスプレーが使われている。さらに、体内のより詳細な映像を確認できる4Kや8Kのディスプレーの提案も相次いでいる。特に8Kディスプレーは画素密度が大幅に向上するため、「従来は見えなかった細い血管や神経まで見えるようになり、これまで実現できなかった手術が可能になる」(カイロス 代表取締役会長、メディカル・イメージング・コンソーシアム理事長で医師の千葉敏雄氏)。

 この医療用8Kディスプレーを「何とか3D化したい」という千葉氏の強い思いが、今回の開発に結び付いた。「2Dディスプレーである限り、立体感は得られても、それは片目でモノを見ているようなものであり、空間の奥行きをきちんと認識できない。3Dディスプレーにすることで初めて、両目でモノを見るように、空間の奥行きを把握できるようになる」と、千葉氏は言う。