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 IHIは、三菱電機と共同で開発した放電表面処理技術「MSCoating」(マイクロ・スパーク・コーティング)が旅客機「ボーイング777」(米Boeing社)用エンジン「GE90」の部品に採用されたことを発表した(ニュースリリース)。適用されるのは、GEグループのイタリアAvio Aero社が供給する低圧タービンブレードの6段目。新規に製造される部品に加えて、修理時にもMSCoatingが適用される。IHIなどは、従来に比べて耐摩耗性が大幅に向上すると見込む。

 IHIはGE90の国際共同開発事業に参加しており、2015年2月にGE社とMSCoatingのライセンス契約を締結。これは、IHIが海外企業にMSCoatingをライセンスする初めての事例である。IHIはGE社に対して治具とコーティング用部材を供給するとともに、技術指導を実施。三菱電機は、専用の放電表面処理機をGE社に納入した。これらを受けてGE社は、McAllen工場(テキサス州)において同技術を用いた修理を開始した。

 また2015年7月には、IHIはイタリアAvio Aero社と受託加工契約を結んだ。Avio Aero社から低圧タービンブレードの新規部品を受け取り、IHIの相馬第一工場(福島県相馬市)においてMSCoatingを適用した加工を開始している。