PR
日本電産本社
日本電産本社
[画像のクリックで拡大表示]

 日本電産はルーマニアANA IMEP社を買収する(発表資料)。欧州における家電用モーター事業の競争力を高めるのが狙い。今回、子会社の日本電産ソーレモータが、IMEP社の持分約94.8%をIMEP社の主要株主から取得することに合意し、2016年4月21日に株式譲渡契約を締結した(クロージングは同年5月下旬~6月初旬予定)。日本電産の別の子会社である日本電産ヨーロッパがIMEP社の持分約94.8%を取得する。

 IMEP社は1967年の設立で、家電用モーターを手がける。主な事業は、洗濯機・乾燥機用モーターの開発・製造・販売である。売上高は1480万ユーロ(2015年12月期)。従業員数は288人。子会社に金型の製造・販売を手がけるANA MEP SDV社がある。

 今回の買収には、家電モーター事業の強化に加えて、大きく3つの目的があるという。第1に、IMEP社が持つ顧客の獲得である。日本電産グループにとって、「新規の優良顧客」(日本電産)だという。

 第2に、広大な面積を持つ生産拠点の確保である。IMEP社の敷地面積は15万5000m2で、建物面積は4万5000m2である。

 第3に、生産拠点以外での活用である。将来的に、家電・商業・産業用モーター事業の「エンジニアリングセンター」や、欧州における「シェアードサービスセンター(コールセンター、経理、購買、マーケティングなど)」として活用することを検討中だという。