日経テクノロジーオンラインは、ゴールデンウイーク(GW)特別企画として、本サイトの登録会員のうち、エネルギー関連企業の部長クラス以上が閲覧した2016年4月の月間記事ランキングをまとめた。電力自由化をめぐり、新たなビジネスモデルを模索する業界の注目記事をぜひ確認してみては・・・。
1位: 電力小売り全面自由化スタート、「再エネ比率」で火花

4月1日、住宅など低圧需要家向けの電力販売への参入が解禁となり、電力小売りビジネスが全面的に自由化された。電力小売事業者への登録数は280社に達し、顧客獲得競争が活発化している。1つの電力系統を共同利用する電力小売市場では、電力供給の品質に差がないため、差別化できるのは、「価格」と「電源種別」しかない。
2位: コインパーキングの知見を生かした、霞ケ浦のメガソーラー

湖沼面積で日本第2位となる茨城県の霞ケ浦。「パラカかすみがうら太陽光発電所」は、この湖の北側に位置する畑や林に囲まれた地域にある。出力約1.7MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、発電所名の通り、駐車場運営のパラカが発電事業者となる。
3位: 注目集まる「燃料改質エンジン」とは何か

次世代の自動車エンジン技術として、注目が高まっているのが燃料改質です。日本の大手自動車メーカー各社が力を注ぎます。自動車エンジンの今後の進化を支える重要技術になる可能性を秘めます。詳細を、「日経Automotive」の4月号で紹介しました。燃料改質エンジンとは、自動車燃料を改質して別のものに変え、燃えやすくするもの。多くの手法がかねて提案されてきましたが、最近注目を浴びるのが燃料を水素に変えて、EGR(排ガス再循環)と組み合わせる手法です。