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共創サービス体系 富士通のデータ。
共創サービス体系 富士通のデータ。
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デジタルビジネス戦略室の機能概要 富士通のスライド。
デジタルビジネス戦略室の機能概要 富士通のスライド。
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3Dプリンターやロボットなどが置かれる「FAB Space」 日経テクノロジーオンラインが撮影。
3Dプリンターやロボットなどが置かれる「FAB Space」 日経テクノロジーオンラインが撮影。
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プロトタイピング中の様子 日経テクノロジーオンラインが撮影。
プロトタイピング中の様子 日経テクノロジーオンラインが撮影。
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さまざまなモノが置かれる「WORKSHOP CoWORKING Space」 日経テクノロジーオンラインが撮影。
さまざまなモノが置かれる「WORKSHOP CoWORKING Space」 日経テクノロジーオンラインが撮影。
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 富士通は、スマートデバイス、IoT(Internet of Things)、ビッグデータなどの活用による新事業やサービスの創出を支援する共創サービスを体系化し、サービスプログラムの提供を開始した(ニュースリリース)。併せて、東京都大田区の富士通ソリューションスクエア内に、各種アイデア創出やプロトタイピング、ワークショップなどを行う共創の場「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」(以下、PLY)を2016年5月23日にオープンする。

 共創サービスの提供にあたり、従来のグローバルデリバリー部門とインテグレーションサービス部門を再編し、グローバルサービスインテグレーション部門(GSI)にまとめる。情報収集、アイデア創出、サービスの実装などを行いやすくするのが狙いである。さらにGSI内にデジタルビジネス戦略室を設ける。同戦略室は、富士通グループの各種技術やサービスが顧客の要望にどう活用できるか、共創型のプロジェクトにおけるプロデューサーやディレクターのような役割を担うという(富士通 取締役執行役員専務 グローバルサービスインテグレーション部門 部門長 谷口典彦氏)。この戦略室は専任4名でスタートし、30名程度まで増員する予定。

 今回、用意したサービスプログラムは3つである。

 1つめは、着想のためのインプット、アイデア創出、チーミング、プロトタイピング、フィードバックという一連のハッカソンプロセスを体感できる「ハッカソンチャレンジプログラム」である。アイデア創出や発想の転換を促すメソッドを提供する。2つめは、顧客と富士通のシステムエンジニアが、フィールドワークやワークショップ、簡易プロトタイピングなどを通じてアイデアのブラッシュアップを行う「デザイン思考プログラム」である。自社目線だけでなく、顧客目線でのコンセプトやプロダクトアイデアの創出を支援する。3つめは、仮説、構築、検証、修正を繰り返して素早く改良を重ねる「リーンスタートアップ」の考え方を学び、仮説、検証、判断によるアイデアのブラッシュアップを繰り返す「リーンスタートアップ実践プログラム」である。

 新たにオープンするPLYには、3Dプリンターやレーザー加工機械など、プロトタイプに利用する機械が設置された「FAB Space」、ホワイトボードやアイデア出しに使うカード、文具、書籍、玩具などが無秩序に置かれた「WORKSHOP CoWORKING Space」、デモアプリや試作中のプロトタイプに触れることができる「WAITING EXHIBITION Space」などがある。まずは富士通のエンジニアが自由なアイデアを形にする場として活用し、顧客や外部企業だけでなく、地元の小中学生も含めたアイデア空間への広がりを目指す。