オリックスは4月26日、石川県白山市において、工場の屋根を活用し、出力約1.4MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置すると発表した。
特別高圧や高低圧向けの配電盤などを手掛ける、別川製作所(石川県白山市)の本社工場の屋根を活用する。
白山市漆島町に立地し、設置面積は1万3077.67m2となる。屋根の上に、8224枚の太陽光パネルを並べる。
2016年9月に稼働を開始する予定で、初年度の年間発電量は、一般家庭約400世帯分の消費電力に相当する、142万3488kWhを見込んでいる。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、日本コムシスが担当する。太陽光パネルはソーラーフロンティア(東京都港区)製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。
オリックスは現在、地上設置型で合計出力800MW以上、屋根設置型で同100MW以上の太陽光発電所を開発・運営している。
別川製作所の本社工場は、強固で広い平屋根が太陽光発電に適していたとしている。また、別川製作所は、太陽光発電設備の運用支援やメンテナンス事業の強化を目指していることから、今回の太陽光発電システムの発電データをサービスの強化に活用する。