屋根上太陽光と連係制御

 夢洲では、出力600kW(容量400kWh)のリユース蓄電池を10MWのメガソーラーに併設し、太陽光の急峻な出力変動を緩和して系統に送電する実証を行った。甑島では出力800kW(600kWh)の蓄電池を島内電力系統に直接、接続し、系統全体の短周期変動を緩和するアンシラリーサービスなどの実証を行った。

 こうした2サイトの実証を通じて、リユース蓄電池システムの信頼性と制御ノウハウなどが検証できたことから、日本べネックス・本社工場への導入では、商用システムとして、工場でのエネルギー利用の効率化に役立てる。

 日本べネックス本社工場には、すでに出力596kWの屋根上太陽光(自家消費・276kW、固定価格買取制度による売電・320kW)が稼働している。加えて、日産自動車からEV「e-NV200」10台の提供を受け、従業員が通勤に利用している(図3)(図4)。

図3●自家消費型の屋根上太陽光と蓄電池を連係制御
図3●自家消費型の屋根上太陽光と蓄電池を連係制御
(出所:日経BP)
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図4●日産自動車のEV10台と倍速充電器を導入した
図4●日産自動車のEV10台と倍速充電器を導入した
(出所:日経BP)
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 通常は、リユース蓄電池からの放電で、電力需要のピークカットを行い、電気代の削減に活用しつつ、週末には、自家消費太陽光の発電電力を充電することで、太陽光の発電抑制を回避して太陽光の電力を最大限に活用するように運用する。