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 ポート(東京都)は2016年6月3日、無医地区における遠隔診療の実証に関する協定を、宮崎県日南市と締結した(ニュースリリース)。6月中旬以降、日南市は市立中部病院で遠隔診療を実施し、ポートはそのプラットフォームの提供や適正な推進に向けた支援をする。

6月3日の締結式の様子(写真提供:ポート)
6月3日の締結式の様子(写真提供:ポート)
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 実証を行うのは、日南市北郷地区。容易に医療機関を利用することができない「無医地区」と厚生労働省が認定した地区の1つである。

 日南市立中部病院はこれまで、医師を同地区へ派遣し、診療を行う「巡回診療」を行ってきた。ただし、定期的な医師の派遣は医療機関にとっては大きな負担となっていた。

 今回は北郷地区をモデルに、高齢化・過疎化が予想される中山間部で医療サービスを将来にわたり確保する手段の1つとして、遠隔診療を試験導入。サービスの質や利便性などの観点から、その有効性を検証する。

 医療へのアクセスについては、いわゆる無医地区の他にもさまざまな課題が存在する。今回の取り組みは日本の「明日の医療を考える、非常に重要な実証事業になる」(ポート 代表取締役の春日博文氏)としている。

 ポートは2015年11月、遠隔診療プラットフォームサービス「ポートメディカル」の提供を開始した(関連記事)。現在はβ版のリリースを準備中。今後は「地方自治体との連携を強化し、地域医療における遠隔診療の有効性実証を共同で推進していく」(ポート)考え。