物流拠点の開発などを手掛ける米プロロジスの日本法人、プロロジス(東京都千代田区)は6月1日、茨城県古河市に、日立物流ファインネクスト(東京都江東区)専用の物流施設「プロロジスパーク古河2」を起工したと発表した。屋上に出力1MW分の太陽光パネルを設置する。
日立物流グループ向けに開発する6棟目の物流施設という。入居予定企業の要望に応じて建築するBTSと呼ばれるタイプの物流施設となる。施工はフジタが担当する。
プロロジスは、古河市にある約10万5000m2の土地に、BTS型の物流施設を集積する計画を進めている。1棟目は2016年10月に竣工する予定で、今回が2棟目となり、3投目については入居企業の募集中となっている。
今回の「プロロジスパーク古河2」は、プロロジスが建設する通常の倉庫のほか、土地の一部を日立物流ファインネクストが取得し、そこに自社で危険物用の倉庫8棟を建設する。
プロロジスが建設する倉庫は、地上2階建て・延床面積約2万2000m2となる。出力1MWの太陽光発電システムを導入し、太陽光パネルは屋上に並べる。
プロロジスが日本で建設した物流施設では、2009年以降、屋上に太陽光発電システムを導入している。22カ所の施設において、合計出力24MWが稼働中となっている。