米国の太陽光発電サービス大手であるSolarCity社は6月2日、新しいソーラー・ローン・プログラムの提供を開始したと、発表した。
新プログラムは、同社がこれまで提供していた「MyPower」という商品を代替するものという。同社が現在サービスを提供している14州およびワシントンD.C.で利用できる。
今回発表したソーラー・ローンでは、定額の支払いやより短期間の契約といったオプションを提供するという。例えば、10年間のローンは年利2.99%から、20年間のローンは同4.99%から利用可能とする。
また、顧客は同ソーラー・ローンの残債の一部または全額の繰り上げ返済をいつでも手数料やペナルティなどを支払うことなく行えるという。20年間の保証制度やシステムのハードウェアなどはこれまでと同様である。
同社は、競合他社よりも多くの住宅用太陽光発電システムを設置してきたという。そのスケールメリットにより、今回発表するソーラー・ローンの好条件を顧客に提供できるとしている。
これにより、同社は数千軒の新規顧客の獲得を見込んでおり、現在サービスを提供中の14州に加えていくつかの州で6月中にも新たにサービスの提供を開始するという。
現在、同社がサービスを提供している地域は、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、コネチカット、デラウェア、メリーランド、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、ニュージャージー、ニューヨーク、オレゴン、ロードアイランド、テキサスの各州、およびワシントンD.C.である。