非常走行用電源装置のイメージ 東芝のデータ。
非常走行用電源装置のイメージ 東芝のデータ。
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SCiBのイメージ 東芝のデータ。
SCiBのイメージ 東芝のデータ。
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 東芝は、東京地下鉄(東京メトロ)の銀座線1000系車両向けにLiイオン2次電池「SCiB」と充放電制御装置を組み合わせた非常走行用電源装置を納入した(ニュースリリース)。2016年3月より順次納入しており、4月より営業運転を開始している。東芝の非常走行用電源装置が営業車両に搭載されるのは、今回が初めてだという。

 同装置は、平常時に架線の電源からSCiBに蓄電し、停電時などの非常時に車両の主回路へ電力を供給する。停電が発生した際には、この電力を用いて最寄りの駅まで乗客を送り届ける。また、従来は外部電源を使用して車庫から出場していた車両への電力供給にも使える。

 今回の納入数は40編成分。SCiBが外力などで内部短絡が生じても熱暴走を起こしにくいことや、耐低温特性を備えることが評価されて、採用に至ったという。今後も、系統用蓄電池システムやアイドリング・ストップ・システム、EVバスシステム(関連記事)などでSCiBの販売拡大を目指す。