PR
4/1朝まで
どなたでも有料記事が読み放題「無料開放デー」開催中!

 スーパーコンピューターの省エネ性能を競うランキング「Green500」の最新版で4位までを日本勢が占めた(発表資料)。首位は東京工業大学の新型スパコン「TSUBAME3.0」の14.110GFLOPS/W。2位にはヤフーの「kukai」(開発はPEZYグループのExascaler)が、14.045GFLOPS/Wの僅差で入った。いずれも、前回米NVIDIA社の「DGX SATURNV」が達成した9.46GFLOPS/Wの約1.5倍に相当する(関連記事)。3位はNECが手掛けた産業技術総合研究所 人工知能研究センターの「AIST Artificial Intelligence Cloud(AAIC)」の12.68GFLOPS/W。4位は理化学研究所の革新知能統合研究センター(AIP)に富士通が納入した「RAIDEN GPUシステム」の10.6GFLOPS/Wである。いずれもこの半年の間に開発・導入された最新システムだ。

図1 2017年2月に公開されたTSUBAME3.0の完成予想図
[画像のクリックで拡大表示]
図1 2017年2月に公開されたTSUBAME3.0の完成予想図
(図:東京工業大学)

 TSUBAME3.0、Kukai、AAIC、RAIDENは、いずれもNVIDIA社のGPU「Tesla P100」をアクセラレーターとして利用している。その上でTSUBAME3.0は、ボード上のプロセッサーに密着させたパイプ内に水を循環させて熱を奪い、自然大気などによって冷却する方式を採用して冷却効率を高めた(関連記事)。同時に発表されたスパコンの演算性能ランキング「TOP500」では、TSUBAME3.0は1.998PFLOPSで61位だった。kukaiのTOP500での順位は466位。AAICは同148位、RAIDENは同306位だった。

 「TOP500」では、前回、前々回のランキングと同様に、中国National Supercomputing Center in Wuxiの「Sunway TaihuLight」が93PFLOPSで1位になった。2位の中国「Tianhe-2(天河2号)」も前回と変わらず。3位に入ったのは、Swiss National Supercomputing Centreの「Piz Daint」(米Cray社製)。NVIDIA社のTesla P100を増設して、性能を従来の9.8PFLOPSから19.6PFLOPSに引き上げた。

■変更履歴
掲載当初、2段落目に「ヤフーのkukaiは、PEZYグループが開発した新型プロセッサー「PEZY-SC2」を採用したとみられる」としていましたが、同機もNVIDIA社の「Tesla P100」を採用していたため文章を修正しました。お詫びして訂正いたします。 記事は修正済みです。