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図:小型CNC自動旋盤「R」シリーズ
図:小型CNC自動旋盤「R」シリーズ
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 シチズンマシナリー(本社長野県・御代田町)は、主軸台移動型の小型CNC自動旋盤「R」シリーズをリニューアルし、4機種を発売する(図、ニュースリリース)。同シリーズは、通信用コネクターピンや各種プローブ、時計部品など、直径0.5mm未満の部品加工に使われている。今回、従来機種から高精度・高速化した他、省スペース化を実現した。

 高精度化のために、まず刃物台とガイドブシュ装置の取り付け部分を一体化し、剛性を高めた。加えて、出力を最適化した回転工具モーターと切削油ポンプを装備。正面・背面主軸と回転工具駆動装置に油冷冷却方式を採用することで、発熱を抑えた。さらにカバー構造も工夫し、機械全体で熱変位を抑制しているという。その他、主軸を従来機種から約25%小型化するとともに軽量化し、素早い加減速を実現しながら振動の抑制を図った。

 主軸の回転数は最大2万rpm。高速回転での安定性を高めて、小型精密部品の加工における最適な切削速度を実現したとする。これにより、サイクルタイムを短縮できる。

 小型の主軸モーターを採用するなどして、主軸胴回りを小型化した。加えて、サーボモーターの配置を工夫したり各部品を小型化したりして、機械本体の奥行きを535mmに収めた。併せてカバーのデザインを変更し、空圧機器やケーブル類をカバー内に格納。メンテナンス性にも配慮し、カバーをヒンジ式としている。

 モーターや部品の小型化、サイクルタイムの短縮により、ワーク1個当たりの消費電力量を減らした他、無給油潤滑タイプのリニアガイドの採用やボールねじの給油量の工夫でし潤滑油消費量も削減。各部のエア消費量も減らし、ランニングコストの低減を図っている。

 最大加工径が1mmの「R01 II型」「同VI型」、同4mmの「R04 II型」「同VI型」をそろえる。最大加工長は、R01 II型と同VI型が20mm、R04 II型と同VI型については、固定型ガイドブシュの場合で40mm、ロータリーガイドブシュの場合は30mmとなる。R01 II型とR04 II型のツール取り付け数は13本。R01 VI型とR04VI型は背面加工に対応し、ツール取り付け数は17本。