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今回の新製品 ON Semiconductorの写真。
今回の新製品 ON Semiconductorの写真。
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 米ON Semiconductor社は、近赤外の820nmでの量子効率(QE:Quantum Efficiency)を既存製品比で2倍に高めたCCDイメージセンサー「KAI-08052」を発表した(日本語ニュースリリース)。科学・医療画像や、マシンビジョン、ITSなど、近赤外線を利用するアプリケーションに向ける。

 新製品では、Si上の電子捕獲域を深くすることにより、長波長の光子により発せられた電子の捕捉性を向上させる同社の新技術を、初めて採用した。また、ウェル構造を採ることで、フォトダイオード同士を隔離して、画像の鮮明さ(変調伝達関数またはMTF)を損なうことなく、近赤外の感度が上昇するという。

 画素寸法(5.5μm×5.5μm)が同じ既存製品「KAI-08051」(日経テクノロジーオンライン関連記事)に比べて、820nmでのQEを2倍にすることができた。これによって、例えば、ITSで近赤外線を照射してナンバープレートを読む場合に、識別精度が上がるという。

 新製品は3364画素×2520画素からなる800万画素規模のCCDイメージセンサーである。アクティブ領域は3296画素×2472画素。アクティブ画像寸法は18.13mm×13.60mm。光学フォーマットは4/3インチである。

 モノクロ、Bayerカラー、スパースカラーの製品を用意する。パッケージは68ピンPGA。価格などは発表されていない。