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 ネットワンシステムズは、医療機関向けの仮想基盤パッケージ「Artery」(アーテリィー)を2016年7月12日より販売開始する。Entry(仮想マシン40台規模)、Standard(同80台規模)、Advanced(同120台規模)の3タイプのパッケージを用意。Entryパッケージの最小公正価格(5年保守サービス込み)は、1億1500万円(税別)から。初年度5億円を売上目標にしている。

 同時に、医療機関向けの仮想基盤ソリューションのデモ機能、および医療情報システムベンダー向けの仮想基盤上でのシステム稼働検証機能を提供する「NetOne Healthcare Innovation Center」を開設する。

 Arteryは、同社が豊富な導入実績をもつ「EMC VSPEX」と「VCE VxRail Appliance」をベースにして、医療機関への導入実績を基に設計した仮想基盤パッケージ。各パッケージのシステムは、サーバー(Cisco UCS BシリーズまたはVCE VxRail Appliance)、共有ストレージ(EMC Unity)、バックアップストレージ(EMC Data Domain)、サーバー仮想化・仮想環境可視化ソフト(VMware vSphere with Operations Management)、ストレージ仮想化ソフト(VxRail Applianceの場合、VMware Virtual SAN)、ネットワーク仮想化ソフト(VMware NSX)、セキュリティー対策ソフト(Trend Micro Deep Security)で構成される。これらの構成要素により、高い耐障害性と運用性、医療情報システムの安定稼働・停止時間短縮を実現するという。

 耐障害性の強化では、ホスト障害の際に仮想マシンを他の正常なホスト上で再稼働する機能を提供するvSphere HA(High Availability)により、障害時でも自動的なシステムの再起動を可能にする。また、物理サーバーのメンテナンスにともなう計画停止時でも、仮想マシンを一時的に他の物理サーバーに移動させることでシステムを継続稼働することができる。

 運用性の向上では、同社が遠隔地からArteryの運用を支援することで、専任の運用担当者がいない医療機関の負荷を削減。また障害時は、同社が仮想基盤全体の監視と障害対応を一元化しており、障害検知から復旧まで迅速に対応する。

 同時に開設するNetOne Healthcare Innovation Centerは、医療機関はデモンストレーションを通じて仮想基盤上でのシステムパフォーマンスや操作感を事前に確認することが可能。医療情報システムベンダーは、仮想環境での稼働検証、CPUなどのリソース消費状況の検証、各種システム機能の検証、vSphere HA機能を用いた際の切り替わり時間の計測・切り替わり後の稼働の正常性などを検証できる。