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新製品の内部ブロック図
新製品の内部ブロック図
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 米Marvell Semiconductor社は、車載Ethernet向けにセキュリティ機能を搭載したスイッチICを開発し、一部の潜在顧客向けにサンプル出荷を始めた。1Gビット/秒のデータをパケット単位でリアルタイムにフィルタリングして不正データの侵入を防げる。

 「100BASE-T1」準拠の物理層を4ポート内蔵し、「1000BASE-T1」準拠の物理層ICと接続可能なインターフェースも備える。1Gビット/秒のスイッチング機能、優先度に応じてパケット順を最適化するQoS(Quality of Service)機能、Ethernet上で低遅延のデータ伝送を保証するTSN(Time Sensitive Networking)に対応させる機能を集積している。コアプロセッサーは英ARM社の「Cortex-M7」(動作周波数は250MHz)である。

 セキュリティ機能は、パケットのヘッダー部分の情報から良否を判定するDPI(Deep Packet Inspection)の仕様をハードワイヤードで実現したもの。1Gビット/秒のデータ伝送時にもリアルタイム処理が可能とする。通過可能なパケットのみを指定するホワイトリストか、通過不可能なパケットのみを指定するブラックリストのいずれかをユーザーが選択し、それぞれのリストの内容も指定できる。

 動作温度は最高105℃で「AEC-Q100」のGrade2への準拠が可能。車載向けで10年以上にわたって1億個以上の製品を出荷している実績をもとに、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転の機能を搭載する、安全性と低遅延が求められる自動車への搭載を見込む。