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 米Qualcomm社は現地時間2017年7月19日、2017年度第3四半期(2017年4~6月)の決算を発表した(リリース:PDF)。売上高は前年同期比11.1%減の53億7100米ドル、営業利益は同51.4%減の7億7300万米ドル、純利益は同40.0%減の減収減益となった。

 Qualcomm社は3Q決算に悪影響を与えた要因の1つとして、米Apple社の製造パートナーからのライセンス料の不払いを挙げている。Qualcomm社はApple社との間で、Qualcomm社の知財戦略に関する複数の法廷闘争を抱えており、2017年6月にもApple社がQualcomm社の排他的ライセンス契約の是正を求める訴訟を米カリフォルニア州サンディエゴの連邦裁判所に起こしている。

 Qualcomm社へのライセンス料は、Apple社ではなくApple社から「iPhone」や「iPad」の製造を委託されたパートナー企業が支払っている。Qualcomm社は台湾Foxconn社、台湾Pegatron社、台湾Wistron社、台湾Compal Electronics社の4社が、Apple社の指示に従ってライセンス料の支払いを保留しているとして2017年5月、支払いを求めて提訴している。

 同四半期にはこのほか、米BlackBerry社へのライセンス料の過払い金(9億4000万米ドル)の返金、韓国公正取引委員会(KFTC)の制裁金(9億2700万米ドル)の支払いが発生している。

 2017年度第4四半期(2017年7~9月)の売上高は54億~62億米ドルと予想。オランダNXP Semiconductors社の買収は、各国の規制当局からの承認を得て2017年12月までに完了する見通しだという。

■変更履歴
本文およびタイトルで特許料としていましたが、特許料には特許を取得・維持するために担当官庁に支払う料金の意味がありますので、ライセンス料に修正しました。[2017/7/21 16:10]