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 米Synopsys社は、「DesignWare High Bandwidth Memory 2(HBM2) IP solution」の提供を開始すると発表した(ニュースリリース)。設計に使うHBM2のコントローラーIPコアとPHY IPコア、そして検証用IPから構成される。

HBM2に対応したPHY IPコアのイメージ。Synopsysの図。
HBM2に対応したPHY IPコアのイメージ。Synopsysの図。
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 今回の発表では、米AMD(Advanced Micro Devices)社が2017年6月末に正式発表したグラフィックスカード「RADEON Vega Frontier Edition」の開発で新製品が採用されたことも明らかにされた。ニュースリリースにはAMDのJoe Macri氏(corporate VP and product CTO)のコメントが紹介されている。「Synopsysの製品を使ってRADEON Vega Frontier Editionに16GバイトのHBM2を搭載した。これで、開発で設定した電力効率とメモリーバンド幅を満たすことができた」(同氏)。

 新製品のうちコントローラーIPコアは、ロック・ステップ・モードまたはメモリー・インターリーブ・モードで仮想チャネルオペレーションに対応しており、チャネル数を実質的に2倍にできる。また、コントローラーIPコアとPHY IPコアはどちらもDFI 4.0互換のインターフェースを備えているため、DFI 4.0互換の他のコントローラーIPコアやPHY IPコアとの組み合わせも可能だとしている。さらにPHY IPコアは4種類のパワー制御ステートと周波数の高速変更機能を備えており、SoCの電力管理や動作周波数変更を容易にするという。

 検証用IPはJEDECのHBM Specification(HBM2を含む)に完全準拠しており、組み込みのプロトコルチェックを含む一連の検証を完全にサポートしている。また同社のデバッグツール「Verdi」に対応しているとする。

 現在、DesignWave HBM2 IP solutionは14nmおよび7nmのプロセスに対応したものが提供中である。その他のプロセス向けは開発中だとする。