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 米Intel社は、AI技術の強化を狙い、ディープラーニング(深層学習)技術をウリモノにするベンチャー企業の米Nervana Systems社を買収した(Intel関連ブログ)。Nervanaは2014年に設立の若い企業だが、クラウドベースで深層学習関連のソフトウエアを一通りそろえているほか、2017年完成を目指して深層学習に特化した専用のICの開発を進めている。

左からIntelのDiane Bryant氏、NervanaのNaveen Rao氏、NervanaのArjun Bansa氏、NervanaのAmir Khosrowshaki氏、IntelのJason Waxman氏 Intelの写真。
左からIntelのDiane Bryant氏、NervanaのNaveen Rao氏、NervanaのArjun Bansa氏、NervanaのAmir Khosrowshaki氏、IntelのJason Waxman氏 Intelの写真。
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 IntelのDiane Bryant氏(executive vice president and general manager of the Data Center Group)によれば(写真)、機械学習を実行しているサーバーの97%以上でIntelのプロセッサーIC、主にXeon processor E5ファミリーが使われている。2015年時点で世界中のサーバーのうち機械学習を実行している比率は10%に満たないものの、今後はAIを利用するニーズが高まることでその比率が急速に高まるという。このトレンドを睨み、Intelは、メニーコアプロセッサーIC「Xeon Phi」の第2世代品の市場投入を始めており(日経テクノロジーオンライン関連記事)、今回のNervanaの買収もAI強化の一環だとした。

 Bryant氏によれば、Nervanaのソフトウエア技術はIntelのソフトウエア群「Math Kernel Library」を強化し、Nervanaのハードウエア技術はXeonやXeon PhiといったプロセッサーIC開発に役立つという。なお、NervanaのCEOでCo-founderのNaveen Rao氏によれば、Intelに買収された後も、ソフトウエア、ハードウエアともに開発を継続するという(Nervana関連ブログ)。後述するように、Nervanaは現在、深層学習専用のICを開発中で、「それを実装するための世界最高の半導体技術を持っているのがIntelだ」とRao氏は買収される理由の1つを語っている。