JVCケンウッドは2016年9月上旬、被験者の視線の軌跡を記録する装置「Gazefinder(ゲイズファインダー) NP-100」を発売する。心理学や脳科学、医科学、教育などの分野での、視線に関する研究に向ける。
モニターに静止画や動画を表示し、それを視る被験者の視線をモニター下部のセンサーで検出し記録する。角膜に反射する近赤外線と瞳孔の位置関係から、視線を算出する。
被験者の頭部を固定したり、専用のゴーグルを装着したりする必要はない。目の形状の個人差を補正するキャリブレーション機能により、大人から乳幼児まで幅広く利用できるという。
19型(1280×1024画素)モニターと計測部、演算部が一体になっており、上部には取っ手があり持ち運べる。外形寸法は幅416.3mm×奥行き260mm×高さ443.5mmで、重量は12.8kg。実勢価格は330万円(税別)から。