太陽光パネル大手の中国ジンコソーラー(JinkoSolar)は8月31日、スペインのTSK Electronica y Electricidad (TSK)社がクウェートの「Shagaya Renewables Park PV Power Plant」のメガソーラー(大規模太陽光発電所)・プロジェクトで使用する太陽光パネルの出力5MW分を供給したと発表した。

 同プロジェクトは、クウェート政府のエネルギー・水省が進めるもので、薄膜型太陽光パネルを5MW、結晶シリコン型太陽光パネルを5MW分設置する。竣工は2016年9月となる予定で、完成後は年間に9624MWhの電力を生み出すと見込む。

 ジンコソーラー社でグローバル営業・マーケティングを担当するGener Miao副社長は、「クウェート政府は2030年までに全電力需要の15%を太陽光エネルギーで賄うという目標を持つ。中東全体の需要も大きい。今後もこの地域で拡大する需要に応えていく」と述べている。

 今回のメガソーラー・プロジェクトでは、TSK社がEPC(設計・調達・施工)サービスを担当する。同社は、電力インフラや発電所、産業用プラントなどの建設をグローバル市場の35カ国以上で展開している。年間売り上げは約9億ユーロに達し、専門職の社員数が850人以上という。