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図3 ビッグデータ活用の想定例
図3 ビッグデータ活用の想定例
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 第2のビッグデータ活用の拡大では、車両情報から、不具合の早期発見や走行情報を基に保険料を算出する「テレマティクス保険」、リアルタイムの道路状況を反映する「ダイナミックマップ」などに適用していく(図3)。

 車両ビッグデータの集約と活用を図るため、2016年1月には米Microsoft社と新会社「Toyota Connected(TC)」を米国に設立している。集約したビッグデータは、人工知能(AI)の研究開発にも活用していく(関連記事2)。

図4 「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」の概要
図4 「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」の概要
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 第3の新たな自動車サービスの創出に向けてトヨタは、他社と積極的に連携していく方針だ。トヨタが収集した車両ビッグデータを活用できるようにAPI(Application Programming Interface)をオープン化する。様々なAPIをまとめたサービス基盤として「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」を構築中である(図4)。

 MSPFの活用例の一つが、スマートフォンで安全にクルマのロックを解除し、エンジンを始動するための装置「スマートキーボックス(SKB)」だ(関連記事3)。MSPFからスマホにクルマの暗号キーを届け、車内に設置したSKBと無線通信することで開錠する(図5)。まずは、米ベンチャーのGetaround社と組んで、カーシェアリングへの適用を進める予定だ。

図5 「スマートキーボックス(SKB)」を使ったデモ
図5 「スマートキーボックス(SKB)」を使ったデモ
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