
特設
木材活用最前線
新着記事
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木造のコツは「燃え抜けない」設計
中大規模木造には、新しい木質材料や技術工法が次々と登場しており、また法制度の整備も進んでいる。中大規模建築の木造化・木質化について防火の観点から、桜設計集団代表の安井昇氏が解説…
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都市木造は「地産都消」が不可欠
中大規模木造は、特別な知見や技術がなくてもつくることができる。都市で木造建築を増やす方法として、東京大学教授の腰原幹雄氏は「市場規模の大きい中層をターゲットにしたい」と言う。
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住宅用木材で中大規模木造はつくれる
木造住宅には慣れていても、中大規模木造となると二の足を踏んでしまう設計事務所や工務店などは少なくない。中大規模木造をさらに普及させるためにはどうすればいいか。東京大学大学院教授…
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糸魚川を大火にした“昭和8年の木造”
約4万m2を焼損させた糸魚川大火。2016年12月22日の火災から検証を続けてきた国土技術政策総合研究所と建築研究所は、「昭和初期の瓦屋根」と「風で舞った火の粉」が延焼範囲を拡…
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誰もやらなかったから木に着目
今、なぜ木なのか──。隈研吾氏にその理由を聞いたインタビュー記事の一部を、書籍「世界の木造デザイン」(6月26日発売)から特別に公開する。
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汎用木材で幅900mmの柱、開口部の制約少なく
大林組は、開口部などの制約を最小限に抑えつつ、汎用木材で準耐火構造用の大断面材をつくる木造技術「オメガウッド・カラムウォール」を開発した。従来の「オメガウッド」より柱の断面幅を…
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木造の最先端を切り開くスイスの構造家
木造に力を入れている建築家の坂茂氏は近年、スイスの構造家、ヘルマン・ブルーマー氏と多くのプロジェクト手掛けている。「タメディア新本社」もその1つ。その実現過程に関するブルーマー…
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まるで玩具! 坂茂氏の木造7階建てビル
日経アーキテクチュアは6月26日、テーマブック「世界の木造デザイン」を発行した。今回、同書に収録した「タメディア新本社」(スイス・チューリヒ)のリポート記事を特別に公開する。竣…
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「木造3時間耐火」実現へ、シェルターが予備試験
木構造の建設・部材製造を手掛けるシェルター(山形市)が、木造3時間耐火構造の開発にメドをつけた。国土交通大臣認定が交付されれば15階建て以上の計画にも木造が適用可能になり、階数…
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なぜ欧米で木造ビルの高さ競争?
近年、木を主要な構造材に適用した高層ビルが、欧州や北米で次々に完成している。欧米で競うように木造高層ビルが計画されている理由は何か──。日経アーキテクチュアが本日発売するテーマ…
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300m超の木造ビルはこうつくる!
欧州や北米などで次々と木造の高層ビルが完成するなか、飛び抜けた高さで世界から注目を集めているのが、英国・ロンドンで構想中の「オークウッド・ティンバー・タワー」だ。意匠と構造の担…
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3層構成の木造格子梁を初適用
上弦材と下弦材の間に斜材を通してトラスを形成する――。滋賀県近江八幡市にある「ヴォーリズ記念アリーナ」で適用した「木造複層格子梁」だ。鉄骨造のトラス架構と同等の工期とコストで意…
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現行基準前の新耐震木造を簡易チェック
国土交通省は5月16日、1981年6月から2000年5月の期間に建築された新耐震基準の木造住宅について、簡易なチェック項目で耐震性能を検証できる手法を公表した。接合部の仕様が規…
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隈研吾氏が初代校長就任の抱負を語る、高知県立林業大学校
2018年度に本格開校する高知県立林業大学校の初代校長に、建築家の隈研吾氏が就任する。隈氏は「若い力と木材を結び付けるのが私の使命。私の木への愛情を若い人に伝えたい」と抱負を語…
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CLTの部分利用で見えた設計基準の課題
CLT(直交集成板)を内壁の構造材として活用した新しいタイプの住宅が、東京都新宿区市谷に完成した。木造3階建ての在来軸組み工法に、鉛直力のみを負担する非耐力壁として、CLT 壁…
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駅前狭小地に7階建て木質ビル
国分寺駅前の狭小地で、都市木造の普及型モデルを目指す「国分寺フレーバーライフ社本社ビル」の建設が進んでいる。地上7階建ての4階以上を木質ハイブリッド造とし、低層部は外装材で木質…
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坂茂氏に聞く「海外で木造を選ぶ理由」
フランスのパリ郊外に、卵形のホールを持つ音楽施設が完成。設計した坂茂氏に海外の現場での苦労について聞いた。高い品質を追求しながら予算内に収めるため、素材の使い方に工夫したという…
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「マスティンバー」の実用性を高層ビルで示す
カナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学で、木造を多用した混構造の18階建てビル「ブロックコモンズ」が完成間近となっている。ブロックコモンズの建設プロジェクトを発…
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CLTビルの高さ競争は的外れだ
20年以上にわたってCLT(直交集成板)の開発を先導してきたオーストリア・グラーツ工科大学のゲルハルト・シックホーファー教授に、CLTの開発経緯と今後の展望を語ってもらった。
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6mの通し柱で木造2層の新構造を開発
ミサワホームは、独自構法のFWSの新たな展開として、木質組立通し柱連結構造を考案した。設計の自由度を高めたほか、コストも低減。戸建て住宅などに適した構造性能と普及価格帯に収まる…