
特設
カーボンニュートラル経済圏
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再生エネルギーが動かす工場
太陽光パネルで工場の9割動かす、ニプロンが8年で投資回収
ニプロン(兵庫県尼崎市)は2023年8月に、使用エネルギーの89%を太陽光発電でまかなう新工場「三重スマート夢工場」を竣工させる。再エネ証書の購入なしで、ほぼ全てを再生可能エ…
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人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA
トヨタ車体がスギの繊維配合した樹脂、外装などに採用したコンセプトカー披露
トヨタ車体(愛知県刈谷市)は、植物由来の樹脂などを車の部材に採用したコンセプトカーを、「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」(2023年5月24~26日、…
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ニュース解説
日野と三菱ふそうの統合で何が起こる?トヨタの狙いを大胆予測
日野自動車(以下、日野)と三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)が経営統合(以下、統合)する。この驚きの展開を主導したのは企業規模や技術力などを踏まえると、やはりトヨタ…
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ニュース
引き伸ばすほど強度が向上、産総研らがバイオマス由来の生分解プラ
産業技術総合研究所(産総研)と科学技術振興機構(JST)は、いずれもバイオマス由来で生分解性(微生物や酵素によって分解される特徴)を有するポリエステルとポリアミドを化学結合で…
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記者の眼
冷媒どうする?欧州のPFAS規制案で問われるEV熱マネの技術力
2023年2月に欧州化学物質庁(ECHA)が公表した新たな化学物質規制案が、EVの熱マネジメント界に波紋を呼んでいる。現在の冷媒の主成分でもある有機フッ素化合物(PFAS)の…
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人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA
ユニチカがポリアミドと層状ケイ酸塩の強化プラ、母材とフィラーの立場逆転
ユニチカはポリアミド(PA)6を層状ケイ酸塩で強化したプラスチック材料「NANOCON」を「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」に出展した。一度成形した製品…
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HANNOVER MESSE 2023
高まる“輸送の水素化”への期待、トラック向け燃料電池や水素エンジンなど
「HANNOVER MESSE」では「水素」関連の展示に対する注目度が年々高まっている。とりわけ今年は、自動車用の燃料電池システムや水素エンジン、水素補給ステーションといった…
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人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA
車体部品の軽さとCO2削減を両立、ダイキョーニシカワが見せた「緑の樹脂」の提案
2025年に実用化、2030年には量産を目指す──。ダイキョーニシカワが近い将来の実用化をにらんだ自動車向け樹脂製部品「フロントエンドコンセプト」を「人とくるまのテクノロジー…
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ニュース解説
「アンボックストプロセス」、パソコン並みに車両を造る斬新なアイデア
アンボックストプロセス(Unboxed Process)は、電気自動車(EV)を対象とした新しい生産方法。車両をある程度まとまった部品単位である「モジュール」に分けて別々に造…
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先端技術ニュースプラス
クボタが発電機向け水素エンジンを国内初披露、排気量3.8L
クボタは2023年5月24日、開発中の産業用水素エンジンを国内で初めて公開した。デンヨーが開発を進める「水素専焼発電機」への搭載を想定する。
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人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA
古河電工がセルロース繊維強化プラを開発、ナノ化せず低コスト
古河電気工業は2023年5月19日、製造工程の工夫で低コスト化を図ったセルロース繊維強化プラスチック「CELRe」を開発したと発表した。プラスチックの混練技術により、セルロー…
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ニュース
GAM本格始動から約1年、今後はコンフォーマル冷却金型と少量生産品に注力
GAMは2023年5月17日、群馬県庁(前橋市)で技術報告会を開いた。今後の注力分野としてコンフォーマル冷却金型と少量生産品を挙げた。
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トヨタ新社長誕生
トヨタ佐藤社長にもう1つの課題が浮上、緩すぎるCO2削減目標
二酸化炭素(CO2)削減目標の緩さ──。現在、電気自動車(EV)で後れているというイメージの払拭と、グループにまん延した不正体質の一掃という課題を抱えているトヨタ自動車。同社…
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ニュース
耐久性高めた大型油圧ショベル、日立建機が豪鉱山で実証実験
日立建機は、耐久性を高めた鉱山向けの大型油圧ショベルを開発した。ショベルのブーム(運転席側)とアーム(バケット側)について設計を見直し、可動部の強度を高めた。これにより従来の…
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ニュース
京セラがデジタル捺染機を開発、水消費量ほぼゼロに
京セラは2023年5月10日、水をほとんど使わないデジタル捺染機を開発した。
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先端技術ニュースプラス
プラモデルにセルロース系の複合材、大河原邦男氏デザインで商品化
植物由来の素材を混ぜたプラスチックが、工業製品や食器だけでなくプラモデル製品にも進出し始めた。金型メーカーでプラモデルブランドを持つエムアイモルデ(静岡県富士市)が、木材など…
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さらば2035年ZEV法案、欧州は幻想から目覚めよ
G7広島サミットへの提案、日本発CN燃料製造の世界アライアンス構想
政治家が「1丁目1番地」に置くべき政策は、二酸化炭素(CO2)削減による気候危機の回避であり、そのための施策を真剣かつスピーディーに考えることにある。方向性を誤ったら大変なこ…
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ニュース
日本製鉄が電炉への転換を本格検討、無方向性電磁鋼板の増産にも投資
日本製鉄は2022年5月10日、高炉プロセスから電炉プロセスへの転換について本格的な検討を開始すると発表した。高級鋼の量産拠点である九州製鉄所八幡地区(北九州市)と瀬戸内製鉄…
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さらば2035年ZEV法案、欧州は幻想から目覚めよ
脱炭素よりも自国の利益を優先、欧州ZEV法案とドイツ提案の「本音」
欧州連合(EU)による2035年ゼロエミッション車法案(以下、ZEV法案)の迷走を受け、やはりメディアが騒いでいる。「EV一辺倒だった欧州もこれからは方向転換だ」「中国が希少…
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ニュース
在庫評価損で日本製鉄の今期事業利益は29.1%減、実質利益は過去最高
日本製鉄は2023年5月10日、今期の連結事業利益(国際会計基準)が前期比29.1%減の6500億円になりそうだと発表した。原材料高騰の一服による在庫評価損を計上するため。
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さらば2035年ZEV法案、欧州は幻想から目覚めよ
EUの法案採決は「茶番」、土壇場で覆った2035年エンジン車廃止
欧州委員会のゼロエミッション車法案(以下、ZEV法案)は、2023年3月7日に予定されていた欧州連合(EU)理事会での採決を前に、ドイツ政府などの反対で延期され、その直後に欧…
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先端技術ニュースプラス
「液化水素サプライチェーン実現に向けて更なる貢献を目指す」、川崎重工決算会見
「前年度の重点施策に示している通り、引き続き液化水素サプライチェーン実現に向けてリーディングカンパニーとして主導的ポジションを確立していく」。川崎重工業が2023年5月10日…
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ニュース
ENEOSらが発電窓ガラスを実証、高層ビルなどへの展開想定
ENEOSホールディングス(以下、ENEOS)らは、米Ubiquitous Energyと日本板硝子が共同開発した透明な太陽光発電窓パネル「UE Power」の発電性能を評価…
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先端技術ニュースプラス
2025年度に売上収益1兆7000億円、IHIの新3カ年計画は航空宇宙分野がけん引
IHI代表取締役社長最高経営責任者の井手博氏は2023年5月9日、2025年度に売上収益1兆7000億円を目指すと明らかにした。2022年度の実績から約3500億円を積み上げ…
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サプライチェーン新常識
巨大なテスラのScope3排出量、「それでもライバルより優位」と強調
先日、電気自動車(EV)大手の米Tesla(テスラ)が初めてScope3カテゴリー1の温暖化ガス(GHG)排出量を発表した。Scope3のカテゴリー1とは、自社が購入した製品…
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ニュース
JFE、CO2排出量を大幅に削減した「グリーン鋼材」の供給開始へ
大手鉄鋼メーカーのJFEスチールは、鉄鋼製造プロセスにおける二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減したグリーン鋼材「JGreeX(ジェイグリークス)」の供給を2023年上期に…
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ニュース解説
ニデックが電動アクスルで次の一手「7 in 1」、部品統合でBYDなど中国勢追う
ニデック(旧日本電産)が電動アクスルのコスト低減へ向け、部品の統合化をさらに進める。同社常務執行役員で車載事業を担当する早舩一弥氏は、同社が2023年4月25日に開いた決算説…
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HANNOVER MESSE 2023
独ザルツギッターのグリーン鉄鋼「SALCOS」、26年からBMWに供給開始
ドイツの鉄鋼メーカーSalzgitter(ザルツギッター)は、生産過程で二酸化炭素(CO2)をほとんど排出しない鉄鋼材料(グリーン鉄鋼)「SALCOS」で造った自動車フレーム…
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トヨタ新社長誕生
「トヨタは後れ、VWは先行」とChatGPT、なぜメディアはEVばかり聞くのか佐藤社長の疑問に回答
トヨタ自動車の佐藤恒治社長が、メディアがなぜ電気自動車(EV)のことばかり聞くのか疑問を覚えていると報じられている。その疑問に筆者から回答したい。
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ニュース
日野自がVW系と提携解消、小木曽社長「エンジン不正など経営課題を優先」
日野自動車は2023年4月26日、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)のトラック・バス子会社である同TRATON(トレイトン)との戦略的提携を解消したと発表した。…