ITレポート(キーワード3分間講座)
目次
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クロスオーバー消費
Crossover Consumption
男性が好みそうな商品を女性客が買うといった、性別や世代が交錯した消費行動。価値観の多様化が生み出した、企業にとって見逃せない売り場の実態である。
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CRM
Customer Relationship Management
顧客との関係を維持・強化し、優良顧客に育てる経営手法。顧客一人ひとりの収益性を最大化するのが狙いである。個人情報の漏えい対策など注意が必要になる。
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TOC
Theory of Constraints
問題を部分的に解決するのではなく、全体最適の視点から根本的な問題(ボトルネック)を探し、解決していく手法。生産現場や企業全体の改革手法として使われる。
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内部統制
Internal Control
業務手順や社内体制といった組織内部の仕組みについて、不正が起きないように規律を働かせること。米国の企業改革法では、経営者に内部統制確立を求めている。
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レピュテーション・マネジメント
Reputation Management
直訳すると「評判の管理」。自社に対する消費者の評判を管理し、企業価値向上を目指す。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で取り組むことが多い。
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マルチコア・プロセサ
一つのパッケージ(またはチップ)に複数のプロセサ・コアを搭載するプロセサのこと。周波数向上によるプロセサの性能向上に限界が見えてきたため、このところ急速に増えつつある。
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電子カルテ
患者に関する情報を、紙のカルテではなく、コンピュータを使って電子的に記録したもののこと。データだけでなく、管理するシステム全体を電子カルテと呼ぶこともある。導入によって、病院全体の業務を把握しやすくしたり、医療の質を高めたりする効果が期待できる。
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RFC(Request for Comments)
インターネットで使われる通信規約(プロトコル)の仕様や、運用のルールなどを記した技術文書。現在は、インターネット技術に関する標準化団体の一つであるIETF(Internet Engineering Task Force)が取りまとめ、発行している。
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J2EE
Java 2 Platform,Enterprise Editionの略で、サーバー向けJava技術の総称。すでにサーバー向けJava技術の標準として定着しており、サーバー側で動くJavaアプリケーションやミドルウエアのほとんどがJ2EEに準拠している。
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データマイニング
Data Mining
大量に蓄積したデータのなかから、ビジネスに有用な法則性や相関関係を発見する分析手法。対象顧客や推奨商品の絞り込みに活用することで、営業を強化できる。
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アメーバ経営
Amoeba
京セラが40年以上前に始めた経営管理手法。会社を小さな組織に分けて、独立採算を徹底させる。各部門は「時間当たり採算」と呼ぶ独自指標の向上を目指す。
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シングル・サインオン
一つのシステムでログイン認証をすませたユーザーが、ほかのシステムを認証手続きなしで利用できるようにする仕組みのこと。今年4月に個人情報保護法が本格施行され企業の情報漏洩対策が進む中、安全対策の一環として導入する企業が増えている。
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ビジネス・ブログ
Business Blog
日記に似たウェブサイトであるブログをビジネスに役立つように活用する取り組みのこと。自社の製品をブログのテーマにして、販売促進に活用するケースが多い。
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クロスセリング
Cross Selling
単一の商品ではなく、それに関連する別の商品やサービスを薦めるというように、複数の商品を同時に販売する取り組みを指す。購買単価を上げることが可能になる。
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インシデント
解決すべき案件や課題のこと。主に、システム運用業務や、コールセンターやヘルプデスクにおけるサポート・サービス業務で利用される。「incident」本来の意味は、出来事、偶発的な事件のことである。
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PoE(Power over Ethernet)
LANの配線に使うイーサネット・ケーブル(UTPケーブル)を介して電力を供給する技術。2003年6月、米国の標準化組織であるIEEE(米国電気電子技術者協会)が「IEEE802.3af」として規格化した。
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データ・ディクショナリ
データ項目の名称や意味を登録した辞書のこと。データ辞書と呼ぶことも多い。企業の情報システムにおけるデータ・ディクショナリは、データの整合性を保つための“データ定義標準化”ツールとしての役割を果たす。整備したデータ・ディクショナリの内容に従ってすべてのデータベースを構築すれば、データの一貫性を保てる…
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ブリッジSE
日本企業からシステム開発を請け負う中国やインドのITベンダーで、日本企業との橋渡し役(ブリッジ)を務めるシステム・エンジニア(SE)のこと。一般に日本語が堪能な上級SEが担当する。実際に開発が始まると、プロジェクト・マネジャが兼務するケースも多い。
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生体認証
Biometrics Authentication
指紋や声紋、虹彩(目の模様)、血管といった身体の特徴を利用して、本人を認証する仕組み。一般に、暗証番号を使うパスワード認証よりも安全性が高い。
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EVA
Economic Value Added
事業に投じた資金で得たもうけが、資本コストを上回っているかを測る指標。米スターン・スチュワートが開発した。導入企業には高収益体質のところが目に付く。