ITレポート(キーワード3分間講座)
目次
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BAM
あらかじめ定めた業務の流れ(プロセス)に沿って、それぞれの作業が正しく遂行されているかどうかをリアルタイムに監視すること。Business Activity Monitoringの略。2001年に調査会社の米ガートナーが提唱した。
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顧客経験価値
Customer Experience
品質や機能といった商品・サービスそのものの価値ではなく、購入したり使用する過程の“経験”から得られる価値。商品の付加的魅力として差異化要因になる。
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スケール・アウト
サーバーの台数を増やすことで、システム全体の処理性能を向上させる手法。処理性能に加えてシステム全体の可用性が向上する、比較的低コストで実現できるといったメリットがある。スケール・アウトに対して、1台のサーバーが搭載するプロセサやメモリーを増強することでシステムの処理性能を上げる手法を「スケール・ア…
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レピュテーション
未承諾広告やウイルス付きメールといったスパム・メールの排除を目的とした対処法の一つ。過去どれだけスパムを配信したかという実績を基に各メール・サーバーを“評価”し、蓄積した評価情報を他のメール・サーバーと共有。その情報を使ってスパムを判別する仕組みを指す。レピュテーションは日本語で「評判」の意。
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MBB
Management by Belief
目標管理制度の一種。価値観を共有する仕組みがあることが特徴。上司との対話を通じて互いの思いを明確にして、価値観を共有したうえで、目標と実現の道筋を決める。
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BOT(ボット)
新種のコンピュータ・ウイルスのこと。感染後、悪意を持つ第三者がネットワーク越しに送ってくる命令を待ち、感染したコンピュータから情報を盗んだり、ほかのコンピュータを攻撃する。同じBOTに感染した複数のコンピュータが協調動作して、特定のコンピュータにDDoS攻撃をかけることもある。
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SNS
ソーシャル・ネットワーク・サイト(Social Networking Site)またはソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略。共通の趣味や仕事を持つ者同士が集まり、意見を交換しあったり知り合いを紹介しあったりすることで、新たな人脈作りやコミ…
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SOX法
サーベンス・オクスリー法の略。エンロン事件をはじめとする米国企業の会計不祥事の続出に対して、米国政府が制定した企業改革のための法律のこと。2002年7月に成立した。日本では「米国企業改革法」と意訳されることが多い。
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ビジネス・インテリジェンス
ビジネス上の価値を引き出すことを目標として、企業内に蓄えたさまざまなデータを収集して分析し、その結果を表示・配布する仕組みの総称。略してBIと呼ぶ場合が多い。概念自体は古く、約15年前に米国の調査会社であるガートナーが提唱した。BIという用語が一般的になったのは、ここ数年である。
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RoHS(ローズ)指令
コンピュータや通信機器、家電製品などで、有害な化学物質の使用を禁止する指令。RoHSは、「Restriction of the use of the certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment(電気電子機器…
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第3世代携帯電話
国際電気通信連合(ITU)が標準化した「IMT-2000」方式に準拠したデジタル携帯電話の総称。1980年代にサービスが始まったアナログ方式を第1世代、90年代のデジタル方式を第2世代と呼ぶのに対し、第3世代とされる。「3G」とも表現する。
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TLO
Technology Licensing Organization
大学や国立研究所の研究成果を企業に技術移転して事業化を目指す機関。事業化によって得た収入を新たな研究資金に充てることを目指す。
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リアルタイムPOS
Real-Time POS
販売実績を店舗と本部がリアルタイムに共有するシステム。商品のライフサイクルが短くなるなか、品切れや売れ残りを低減したい小売業から注目されている。
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UWB
広い周波数帯域の電波を利用して高速な無線通信を行う技術。Ultra Widebandの略である。
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BPR
Business Process Reengineeringの略。日本語では業務改革と訳すことが多い。米国では、1990年代に入ったころから提唱されるようになった。
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フィッシング(phishing)
実在する企業・組織が送ったように見せかけた電子メールを使って、クレジットカード番号などの個人情報を盗んだりする詐欺のこと。巧みな文章でユーザーを「釣る(fishing)」ことから生まれた造語。
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CIO
企業の経営戦略を実現するためのIT戦略を企画・立案し、それを実行する最高意思決定者。Chief Information Officerの略で、「最高情報責任者」や「情報システム担当役員」、「情報戦略統括役員」などさまざまな訳語が存在する。CIOというコンセプトは米国で1980年代後半ごろに提唱され…
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マーケットプレイス
商品の売り手となる企業と買い手となる企業を結びつけて、調達業務や販売業務を電子的に進めるインターネット上の取引所のこと。「eマーケットプレイス」や「インターネット取引所」とも呼ぶ。
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ベストプラクティス
Best Practice
成功事例のこと。単に事例を指すケースもあれば、他の組織が導入できるよう業務プロセスをモデル化した成功手法のことを呼ぶケースもある。
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ソフトウエア保守
利用段階にあるソフトウエアを変更する作業のこと。障害の発生、使い勝手や機能の改善、新しい稼働環境への移行のときに、保守作業が発生する。保守の目的は従来、運用と同様に安定稼働と考えられることが多かったが、最近は機能拡張が重視されるようになっている。