ITレポート(キーワード3分間講座)
目次
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プライバシーマーク制度
Privacymark System
個人情報を適切に取り扱っている企業を公的機関が認定する制度。厳格な標準規格に基づいた社内体制を整備していると認められた企業だけが、マークを使用できる。
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インストラクショナル・デザイン
企業の研修や学校の授業といった教育の効果を高めるための方法論。「ID(Instructional Designの略)」と呼ぶことが多い。米国では1980年代から企業研修で利用されており、日本でもeラーニングの普及ととも注目されつつある。
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オープンソース
ソース・コードを公開したソフトウエアにおけるライセンス形態。オープンソースと認められるライセンスの条件は、米オープンソース・イニシアティブが定義したものが一般的に受け入れられている。その定義にはソース・コードの自由な再配布など9項目の条件がある。代表的なものに、Linuxが採用しているGPL(GN…
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リレーショナル・データベース
データを格納する「データベース管理システム(データベース・ソフト)」の一種。1970年に米IBMのエドガー・F・コッド氏が提唱したリレーショナル・データモデルの理論に基づくもので、現在、企業システムで最もよく使われている。「RDB」、「関係データベース」とも呼ぶ。代表的な製品は、日本オラクルの「O…
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デマンドチェーン・マネジメント
Demand Chain Management
顧客の購買動向を基点にして、商品の供給体制を整備すること。顧客が欲しい商品を欲しいときに欲しい数量だけ用意し、在庫や欠品を減らすのが目的。
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IPコンタクトセンター
IP Contact Center
音声やデータなど、顧客とのコミュニケーションをすべて、IP(インターネットプロトコル)技術で処理するコンタクトセンター。運用コストが安価になることが特徴。
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個人情報保護法
The Act for Protection of Personal Information
個人情報の取り扱いに関して、国民の権利を守るために企業の義務などを定める法律。利用目的の特定や、本人の求めに応じた情報開示などを定めている。
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RENA
Resonant Communication Network Architecture
NTTが2002年に発表した構想「“光”新世代ビジョン」を実現するための新しい通信サービスと通信ネットワークの総称。光ファイバーを使った多様な通信を可能にする。
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インストラクショナルデザイン
Instructional Design
教育の効果や効率を高めるための方法論。1980年代半ばから、米国で広く浸透した。社員教育の成果を業績に結び付けたい企業を中心に注目が高まっている。
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情報アクセシビリティ
パソコンやWebページをはじめとする情報関連のハードウエア、ソフトウエア、サービスなどを、高齢者や障害者を含む多くのユーザーが不自由なく利用できること。この分野で先行しているのは米国だが、日本でも6月20日に関連のJIS規格が出そろうことをきっかけに、政府や企業の取り組みが活発になりつつある。
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CIO大学
CIO University
CIO(情報戦略統括役員)の育成を狙って、必要なスキルを体系的に教育する講座。米政府機関の認可を受けた7つの大学が大学院レベルの教育コースを提供する。
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ファイル交換ソフト
ネットワークに接続した複数のパソコンにインストールしておき、ファイルを相互に交換するためのソフト。サーバーを介さずにクライアント・パソコン同士が直接通信するピア・ツー・ピア(P2P)技術を使う。なかでも「Winny(ウィニー)」は、開発者が著作権法違反(公衆送信権の侵害)の手助け(ほう助)をした容…
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テスト
開発したソフトウエアやシステムが、要件通りの機能を提供できるか、性能条件をクリアしているか、潜在的なバグを抱えていないかなどを確認すること。一般に、単体テスト、結合テスト、システム・テスト、運用テストの順で進める。
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プレゼンス
人やモノ、情報の状態・状況のこと。分かりやすい例では、人の在席状況、人やモノの位置といった情報が挙げられる。プレゼンスを一元管理すると、例えばだれが今どこにいて、連絡を取り合える状況にあるかどうかを把握でき、コミュニケーションの効率を高められる。
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WBS
プロジェクトを完遂させるのに必要なすべての作業を分割可能な単位に細分化していき、ツリー構造で表す手法。プロジェクト全体の規模や完成に必要な工数、コストを正確に把握するために使う。Work Breakdown Structureの略。
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ディザスタ・リカバリ
直訳すると、災害復旧。IT用語としては、「地震や火災といった災害によって大規模なシステム障害が発生した際に、素早くシステムを復旧するための仕組みや組織体制」を意味する。日本では主に地震や通信障害への対策ととらえられてきた。2001年に起こった米国同時多発テロ以降は、その重要性が再認識されている。
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チェンジリーダー
Change Leader
捨てるべき習慣や業務ルールを排除し、新たな仕組みを作り上げる改革の推進役。ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)の推進者と言い換えることもできる。
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RSS
RDF Site Summary
ウェブサイトの見出しや要約を表現するための標準データ形式のこと。専用ソフトでRSS形式のファイルを読み取れば、多数のサイトの情報を効率よく収集・検索できる。
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Webアクセラレータ
Webサーバーの応答性能を高めるためのツール。Webサーバーが実行する処理の一部を代行し、ブラウザ画面にWebページを表示するまでの時間を短縮するシステムまたはソフトウエアである。多くは専用装置(アプライアンス)として提供されている。
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自然文検索
話し言葉のような自然な文章を使って、必要な情報を探し出す検索方法のこと。文章に含まれるキーワードを抽出し、それを基にデータベースやインターネット上のドキュメントを検索する。キーワードとなる単語を考えなくても、適切なドキュメントを見つけることができるというメリットがある。