技術の広場
目次
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BYTE EYE「電力線通信」(1)
電源用コンセントにプラグを挿せば,即通信開始!)。電力にデータ信号を重畳させて通信する電力線通信(PLC,Power Line Communication)である。既に敷設してある電力線を使うことができ,給電と同時に通信が可能になる手軽さがメリットだ。
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高田広章のリアルタイムOS論---目次
デジタル家電や携帯電話,自動車に組み込まれたソフトウェア。この組み込みソフトの基盤となるのがリアルタイムOSだ。LinuxやWindows といった汎用OSとは異なる特徴をもつOSだが,ユビキタス時代に入り身近になった。理解のポイントを論ずる。
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吉松史彰のWebサービス論---目次
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高田広章のリアルタイムOS論【第1回】(1)
デジタル家電や携帯電話,自動車に組み込まれたソフトウェア。この組み込みソフトの基盤となるのがリアルタイムO S だ。Linux やWindows といった汎用OS とは異なる特徴をもつOS だが,ユビキタス時代に入り身近になった。理解のポイントを論ずる。
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吉松史彰のWebサービス論【最終回】(3)
筆者は,Webサービスという言葉は二つの部分,「Web」と「サービス」に分割できると考えている。「Web」の部分が意味するのは,インターネット・フレンドリな技術である。HTTP,XML,SOAP,WSDLなどの技術を利用して,これまでには考えられなかった何かを実現するという意味がある。一方,「サー…
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吉松史彰のWebサービス論【最終回】(2)
そもそもSOAPプロジェクトの動機であった,「XMLとHTTPをベースにした異種システム連携」は,皮肉なことに,Webサービスが停滞している間に爆発的に広まり始めた。そのきっかけとなったのは,Weblog(ブログ)と,そこで利用されたRSS(RDF Site Summary,またはReally S…
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吉松史彰のWebサービス論【最終回】(1)
企業システムの構築技術として盛り上がりを見せたWebサービスは2001年に停滞し始めた。しかしその一方で,別のWebサービスが力強く芽吹いている。インターネット上で提供されているサービスをWebサービス化したものだ。これらを柔軟に組み合わせ,新たな付加価値を提供するサービスが登場し始めている。
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ガラス基板上に画像用DRAMを形成
携帯用液晶との一体化ねらう---リサーチ最前線NECおよびNEC液晶テクノロジー は,510kビット画像フレーム用DRAM(SOG-DRAM:system on glass-DRAM)をガラス基板上に形成することに成功した。SOGは,ガラス基板上に低温ポリシリコンTFT(thin film transistor)回路を形成する技術である。
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関口智嗣の「グリッド論」【前編】(3)
グリッドへの道
次に社会的側面である。コンセプトとしてのグリッドは社会的あるいはビジネス的なニーズを背景に誕生したと,筆者は考えている。
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関口智嗣の「グリッド論」【前編】(2)
グリッドへの道
では,どうすればよいのか。「連立一次方程式の解法など共通のライブラリは簡単に呼び出すだけで利用できます。あなたは自分の物理のことだけを考えてください」。そういう発想のもと,いろいろなライブラリをあらかじめ用意し,用途にかなったものを呼び出すしくみを作った。これが1996年に公開した遠隔手続き呼び出…
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疎結合がソフトウェア開発を変える(2)
この問題を解消するには,部品同士の依存性を減らし,それらの関係を「疎」にする必要がある。そこに使える技術が,動的型付け言語,DI(Dependency Injection),アスペクト指向,SOA,エージェント指向などだ。これらの技術は,それが使われる局面によって次の3種類に整理できる。(1)他の…
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関口智嗣の「グリッド論」【前編】(1)
グリッドへの道
コンピュータ資源を仮想化し,柔軟な分散処理を目指すグリッド・コンピューティング。科学技術計算に携わる研究者が先達となったその構想は,あらゆる社会活動の基盤へと広がりを見せ始めている。
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疎結合がソフトウェア開発を変える(1)
オブジェクト指向言語の考え方が登場してから30年余。オブジェクト指向は,ソフトウェア開発の現場にようやく定着してきた。システム・インテグレーションの現場では「案件のほぼすべてが,オブジェクト指向開発」(日本ユニシス・ソリューション AD CoE コンピテンスセンタ統括部長の川口真一氏)。「システム…
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ETロボコン密着レポート【後編】
モデルと“技”のバランスが大事
組み込み特有の課題が見えた「良いモデルは高性能か」─この難題に答えを出すことを一つのテーマにした「ETソフトウェアデザインロボコン(ETロボコン)」が,7月2~3日に開催された。全国各地から集まった48チームが,自作ソフトを組み込んだロボットの走行タイムと,ソフトの設計情報であるモデルの優劣を競った。
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失敗できない移行
3月20日,3連休2日目の日曜日。次男の高校の卒業式に出かけた。武蔵野の一角にある学校にふさわしいケヤキ並木を通り,校舎を抜けて講堂へ向かう。父兄会ではあまり見かけなかった父親もたくさん来ている。ちなみに筆者は父兄会によく出ていた。次男と三男のふたりがお世話になっているため,嫁さんが次男,私が三男…
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大澤智喜のネットワーク論【後編】(4)
柔軟さが無線LAN成功の秘訣
このように無線LANはCSMA/CAによって発展してきたが,将来いつかの時点で,CSMA/CAが限界に達するのではないかと筆者は感じている。
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大澤智喜のネットワーク論---目次
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大澤智喜のネットワーク論【後編】(3)
柔軟さが無線LAN成功の秘訣
無線LANの成功を考えるとき,標準化という組織的な活動を軽視すべきではない。無線LANと類似したものを開発し,製品化することは今の技術レベルを考えれば,とても簡単なことである。しかし,標準化された技術というのは,その産業に携わる人が市場性や要件を真剣に議論した結果作られるものだ。したがって,ある企…
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大澤智喜のネットワーク論【後編】(2)
柔軟さが無線LAN成功の秘訣
このように「逆境」ともいえる条件付きの帯域の中で,無線LANが地歩を固めことができた要因として,多くの人が次のような理由を挙げる。「Wi-Fi Allianceという業界団体がうまく機能したから」「有線回線の速度向上にキャッチアップするように,新しい変調技術をすばやく導入できたから」「TCP/IP…
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大澤智喜のネットワーク論【後編】(1)
柔軟さが無線LAN成功の秘訣
無線LANが標準化されてからわずか8年。今や企業,家庭に広く普及し,その勢いが衰える様子はない。CSMA/CAと呼ぶアクセス方式を採用したことが今の興隆につながった。