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 パソコンやNAS(network attached storage)など,今やネットワーク機器のギガビット・イーサネット対応は当たり前だ。さらに2005年7月には,1Gビット/秒の回線をフルに使える個人向けインターネット接続サービスが始まった。そうなると,ギガ・イーサ対応のブロードバンド・ルーター(BBルーター)が欲しくなる。

 そんな中,LAN側のポートはもちろん,WAN側ポートもギガ・イーサに対応したBBルーターが登場した。コレガの「CG-BARPROG」である。そこで今回は,この製品の実力とメリットを探ってみた。

 CG-BARPROGは,LAN側に四つ,WAN側に一つのLANポートを備えるBBルーターである。すべてのポートがギガ・イーサ(1000BASE-T)に対応している。こうなると気になるのがスループットだ。そこで,LAN側とWAN側の両ポートにギガ・イーサ対応パソコンを直結して,スループットを計ってみた。

 実験に使ったパソコンのLANポートは,マザーボードが備えるギガ・イーサ専用のバスを使ってデータを転送するCSA接続のものを使った。BBルーターでは,NAT(アドレス変換)機能をオンにした。この状態で,LAN側のパソコンからWAN側のパソコン上にある100Mバイトのファイルを,HTTPとFTPを使ってダウンロードしたときのスループットを測定した。

 結果は,HTTPで410Mビット/秒超,FTPでは870Mビット/秒超の速度が出た。当たり前だが,いずれも100Mビット/秒のLANポートでは得られない速度だ。

 同機が搭載するプロセッサは,台湾のスター・セミコンダクタ製の32ビットRISCチップ「STR9102」。動作周波数は200MHzである。NATの作業をハードウエアで処理する「Hardware NAT Engine」を搭載する。

 2台のパソコンをLANポートにつなぎ,NATを使わないときの速度も計ってみた。結果は,NAT利用時の速度とほぼ同じだった。専用エンジンによって,NATの処理がボトルネックにならないようにしているようだ。

 つまりこの製品は,インターネットへのギガ・イーサ接続だけでなく,家庭内LANを高速化したいというユーザーにもメリットはある。これまでギガ・イーサのLANを作るには,ギガ対応のLANスイッチを購入するのが一般的だった。しかし,BBルーターにあらかじめギガ・ポートが付いていれば,別途LANスイッチを購入する必要はない。機器の収納スペースを節約でき,電源コンセントの空きが増えるのは,特に家庭で利用する際にうれしい。

 CG-BARPROGの定価は2万2050円。実売価格は1万7000円~1万9000円程度である。