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図8 パケット・キャプチャ機能を備えたハードウエア製品もある<BR>キャプチャ用のポートを2個搭載し,タップを使った全2重通信のキャプチャができる。
図8 パケット・キャプチャ機能を備えたハードウエア製品もある<BR>キャプチャ用のポートを2個搭載し,タップを使った全2重通信のキャプチャができる。
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ハードウエア製品はギガに対応

 ただし,タップを使うときにはキャプチャ・マシンがパケットを取り込むためのLANポートを二つ装備する必要がある。さらに,それぞれのLANポートから入って来たパケットを統合して表示する機能がキャプチャ・ソフトに必要になる。

 こうした機能を装備しているのが,パケット・キャプチャ専用のハードウエア製品である。専用ハードウエアにキャプチャ・ソフトを入れたもので,きょう体に操作用のパソコンを接続して使う(図8[拡大表示])。

 ハードウエア製品の中には,ギガ・イーサや10ギガ・イーサなどのインタフェースを持っているものもある。もちろん,自前のノート・パソコンにギガ・イーサ対応のLANアダプタを搭載して利用することはできる。ただしメーカー各社は,こうした高速LANのパケットを取りこぼすことなくキャプチャできるとは保証していない。利用するノート・パソコンのハードウエアの能力が低ければ,取りこぼす可能性があるからだ。

 これに対しハードウエア製品は,高速LANでもパケットを取りこぼさないように設計されている。例えば,パケット解析用の専用チップや,取り込んだパケットを記録するメモリーを多めに(例えば1Gバイト以上)搭載している。

 また,ネットワークジェネラルは,Sniffer製品群の一つとして,ATM*などのWAN回線を流れるデータをキャプチャするためのWANインタフェースを搭載した専用ハードウエアを揃えている。

高級品は開発者などのプロ向け

 ここまで見てきた製品は数万円程度のものから,100万円を超えるものまで幅広い。

 ただ,100万円以上するような製品は,ターゲットとするユーザーが異なる。こうした高級品は企業のネットワーク管理者というより,LAN上に流れるパケットを見る作業が業務で不可欠な“プロ”をターゲットにしている。例えば,顧客のネットワークのトラブル対応を担当しているインテグレータや,通信ソフトや通信機器の開発者などである。

 プロ向け製品の代表例は,Sniffer Portableだ。前述の機能以外に,受信したパケットの内容から障害の予兆を見つけるエキスパート機能,ユーザーが設定したしきい値を超えたら警告を出すアラート機能,キャプチャしたパケットや自ら作ったパケットを送信するトラフィック・ジェネレート機能——などを搭載している。