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 記事末に紹介したニュースには,次のようなことが書かれている。「フロリダ州セミノル郡の裁判所は,呼気アルコール検査で見つかった過去5カ月間の数百件に及ぶ酒酔い運転について,検査装置メーカーが装置の仕組みを公開していないことを理由に立件を見送った」

 これは正しい決定だ。これまで常に米国政府は,捜査結果に基づいて起訴するか,捜査方法を隠すかの選択を必ず行ってきた。同時にその両方を選ぶことはできなかった。つまり,捜査方法を隠しておきたいのなら,起訴をあきらめる必要があった。

 市民には,告訴人に反論する権利がある。起訴の根拠となった証拠を調べ,証拠の有効性について争う権利を持っている。ソフトウエアを使って集められる証拠が増えているので,オープンソース化した検査装置が必要となる。

 「オープンソース化した装置が必要」との判断により,我々全員の安全性が高まる(このことが影響を及ぼす範囲は極めて広い。投票システムがその一例だ)。

http://tampatrib.com/floridametronews/MGBUBJ5QK9E.html

Copyright (c) 2005 by Bruce Schneier.


◆オリジナル記事「DUI Cases Thrown Out Due to Closed-Source Breathalyzer」
「CRYPTO-GRAM October 15, 2005」
「CRYPTO-GRAM October 15, 2005」日本語訳ページ
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◆この記事は,Bruce Schneier氏の許可を得て,同氏が執筆および発行するフリーのニュース・レター「CRYPTO-GRAM」の記事を抜粋して日本語化したものです。
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◆Bruce Schneier氏は米Counterpane Internet Securityの創業者およびCTO(最高技術責任者)です。Counterpane Internet Securityはセキュリティ監視の専業ベンダーであり,国内ではインテックと提携し,監視サービス「EINS/MSS+」を提供しています。