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図1 パソコンでギガビット・イーサネットを利用するには? <BR>ギガイーサ対応の内蔵ポートを持たないパソコンでは,拡張カードなどを使ってアダプタを追加することになる。32ビットPCI拡張カードには2000円前後で購入できる製品もある。
図1 パソコンでギガビット・イーサネットを利用するには? <BR>ギガイーサ対応の内蔵ポートを持たないパソコンでは,拡張カードなどを使ってアダプタを追加することになる。32ビットPCI拡張カードには2000円前後で購入できる製品もある。
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 ギガビット・イーサネットはこれまで,サーバー向けの高級な技術という印象があった。しかし最近は価格が下がり身近になってきた。では,今使っているパソコンの100メガ・イーサネットのLANアダプタをギガイーサ対応に替えたらどのくらい速くなるのだろう。今回の調査隊では,実際にどれくらいのスループットで使えるのか調べてみた。

 「こんな製品が出たのを知っていたかい?」と,デスクがUSB*インタフェース用の小さな機器を持ってきた。バッファローが2005年1月に発売した「LUA-U2-GT」だ。USB2.0で接続する1000BASE(ベース)-T対応のLANアダプタ*である。

 「ええ知ってますよ。でも,その製品,ギガイーサにつないでも大丈夫なんですかねぇ」と私。1000BASE-Tはより対線のLANケーブルを使って1Gギガビット/秒のデータ伝送を実現するLANの技術。でも,USB2.0の転送速度は最大480Mビット/秒だから,普通に考えるとインタフェースの転送速度が不足するはずだ。

 「でも,案外これで十分なのかもしれないよ。ギガイーサを使ったからって,スループット(実効速度)*が1Gビット/秒出るかはわからないだろ?」とデスク。確かに,通信やネットワークの世界では,伝送速度が高くてもそれがスループットの向上に結びつかないことは多い。瞬間的な速度は1Gビット/秒出ても,さまざまなボトルネックのせいで,実際はもっと低いスループットでしか使えないかもしれない。

 「ということで,4月に始まる新連載のネットワーク調査隊で,パソコンでギガビット・イーサネットを使ったらどれくらいのスループットが出るのか調べてくれよ」。

 「ありゃ,雑談だと思ったら仕事でしたか。わかりました調査します」。

今から買うならギガイーサ

 実際のスループットを調べる前に,まずギガイーサ対応製品の価格を調べてみた。改めて驚いたのは,ギガイーサ対応のLANアダプタやLANスイッチの価格*がいつの間にか下がり,すっかり手頃になっていたことである。

 パソコンで1000BASE-Tギガビット・イーサネットを利用する方法は2種類ある。内蔵ポートを使うか,アダプタを使うかだ(図1[拡大表示])。

 パソコンの内蔵イーサネット・ポートが1000BASE-T対応ならそれを使うのが手っ取り早い。最近は比較的価格の安いパソコンでもギガイーサ対応のポートを持っている。編集部で最近購入したテスト用のパソコンも対応ポートを備えていた。

 内蔵ポートがギガイーサに対応していないのなら,対応のLANアダプタを使うことになる。アダプタの種類は三つある。最も一般的なのはPCI拡張スロット*を使うPCIカード型の製品。クライアント・パソコン向けの製品*なら2000円以下で買える。100メガ対応品との価格差は500円ほどだ。

 ほかには,PCカード型や最初に紹介したUSB2.0接続型の製品がある。ノート・パソコンやPCI拡張スロットを持たないパソコンならこちらを使う。PCカード型で4000円前後,USB2.0製品は5000円前後の市場価格である。PCIカード型よりはやや高価だが,同じ接続方式の100メガ・イーサネット版との価格差は,PCカード型で約1000円,USB型で2000円強だ。

 この価格差ならギガイーサ対応製品の導入してもよさそう。1000BASE-Tなら100BASE-TXや10BASE-Tのネットワークにも接続できる*