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 少なくともソフトウエアについて,米国の輸出規制は最終的に撤廃されたと思っていた。それなのに,なぜ米Symantecはこのような通知を米国外の顧客に送ったのだろう?

 「残念ながら米国政府の厳しい輸出規制により,『LC5』の販売と直接的な技術サポートの提供は,すべての審査に合格した米国のエンド・ユーザーとカナダの企業のみなさまに限っております」

 「日用品,技術,ソフトウエアを米国外に輸出または送信するには,米商務省産業安全保障局の規則に従う必要があります。日用品,技術,ソフトウエアの管理は,『ECCN 5A002.c.1, cryptanalytic』という規則で定められています」

 「詳細については,当社のWebサイトをご覧下さい」
http://www.symantec.com/region/reg_eu/techsupp/enterprise/index.html

 問題のソフトウエアはLC5と呼ばれるパスワード解読/監査ツールで,「L0phtCrack」という名前の方が有名だ。私の見解では,Symantec社はLC5を闇に葬り去りたいだけで,政府を言い訳に使っているのだろう。

http://www.theregister.co.uk/2005/11/25/...
http://it.slashdot.org/article.pl?sid=05/12/22/1548209

Copyright (c) 2006 by Bruce Schneier.


◆オリジナル記事「Are Computer-Security Export Controls Back?」
「CRYPTO-GRAM January 15, 2006」
「CRYPTO-GRAM January 15, 2006」日本語訳ページ
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◆この記事は,Bruce Schneier氏の許可を得て,同氏が執筆および発行するフリーのニュース・レター「CRYPTO-GRAM」の記事を抜粋して日本語化したものです。
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◆Bruce Schneier氏は米Counterpane Internet Securityの創業者およびCTO(最高技術責任者)です。Counterpane Internet Securityはセキュリティ監視の専業ベンダーであり,国内ではインテックと提携し,監視サービス「EINS/MSS+」を提供しています。