Linux(リナックス)やオープンソースソフトウエアを使いこなすためのコツをやさしく,分かりやすく説明します。単に操作手順を覚えるのではなく,Linuxの仕組みを理解しながら,基本的な使い方を身に付けましょう。
再入門 体で覚えるLinuxの基本
日経Linuxの好評連載「再入門 体で覚えるLinuxの基本」を大公開!
目次
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システム管理などに役立つコマンド(5)
Fedora CoreやVine Linuxでは,RPM(RPM Package Manager)を用いてパッケージ管理が行えます。
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システム管理などに役立つコマンド(4:bz2/zip/lzh形式のファイルの扱い)
bz2形式は一般に,gzip形式よりも圧縮率が高くなります。圧縮コマンド名はbzip2です。zip形式とlzh形式はWindowsやMacintoshでよく利用される圧縮形式ですが,Linuxでも利用可能です。これらの形式のファイルの扱い方を説明します。
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システム管理などに役立つコマンド(3:tarやgzipによるファイルの圧縮・伸張)
ファイルの圧縮・伸張には各種のアルゴリズムがあり,Linuxでも複数の方式が使われています。ここでは,主要なファイル圧縮・伸張用のコマンド(tarやgzip)の使い方を紹介します。
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システム管理に役立つコマンド(2:ps,date,whoami,last)
引き続き,システム管理に役立つコマンドの使い方を紹介します。「プロセス状態」「日付と時刻」「ユーザーIDに対応するユーザー名」「最近ログインしたユーザー」などを表示できるコマンドの使い方を説明します。
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システム管理に役立つコマンド(1:uname,hostname,uptime)
システム管理に役立つコマンドの使い方を紹介します。「システム関連情報を表示するコマンド」「ファイルを圧縮したり伸張したりするコマンド」「パッケージを管理するコマンド」などをマスターして,システムを自在に操れる準備を整えましょう。
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シェル・スクリプト(5:引数の高度な利用法)
今回はシェル・スクリプトで使える引数のより高度な利用法を,具体例を交えながら紹介します。例えば,スクリプト内で実行したコマンドの結果を引数として処理できます。この処理には,setコマンドとメタキャラクタ「`」(逆引用符,バッククオート)を利用します。
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シェル・スクリプト(4:スクリプトの引数)
シェル・スクリプトには,引数を指定できます。今回はシェル・スクリプトで引数を利用するための規則について,具体例を示しながら説明します。
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シェル・スクリプト(3:シェルの基本文法)
Linuxディストリビューションで標準的に使われているシェル(Bash)でスクリプトを作成するための基本文章を紹介します。コメント行の扱いやシェル変数の定義と参照の仕方,制御構文をしっかりマスターしましょう。
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シェル・スクリプト(その2:スクリプトのプログラミング)
シェル・スクリプトはプログラムの一種ですから,作成にはプログラミングに関する知識が必要です。手続き指向型プログラミングの基本的な考え方(連接・選択・反復の基本構造)をおさらいしておきましょう。
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X Window System(その10:GNOMEのカスタマイズ)
最近のディストリビューションは,GNOMEのようなデスクトップ環境が備わっています。そのカスタマイズ方法を簡単に紹介します。
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シェル・スクリプト(その1:シェル・スクリプトとは)
プログラムをコンピュータ上で実行するには,「ソース・プログラムをマシン語(機械語)に一括して翻訳してから実行する方式」と,「ソース・プログラムを逐次解釈して実行する方式」があります。前者をコンパイラ方式,後者をインタプリタ方式といい,シェルは後者の方式になります。
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X Window System(その9:ウインドウタイトルとフォント)
X Window Systemでの表示において,ウインドウタイトルや文字フォントの指定方法を説明します。ウインドウタイトルは「-title」オプションで指定できます。表示用文字フォントは「-fn」オプションで指定できます。
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シェルの基本操作法(後編5:シェルのプロンプト文字列)
今回は,シェルのプロンプト文字列について解説します。シェルのプロンプト文字列は,シェル変数として設定されています。Fedora CoreやVine Linuxでのシェルのプロンプトを例に,設定内容を説明します。
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X Window System(8:Xクライアントのカスタマイズ)
Xクライアントのカスタマイズ法には2通りあります。クライアントを起動するコマンド行にオプションを指定する方法と,後述する「リソース」を利用する方法です。コマンド行オプションあるいはリソースのいずれを使っても,多様なカスタマイズが可能です。よく利用するクライアントに共通するカスタマイズ項目を紹介しま…
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シェルの基本操作法(後編4:シェルの設定ファイル)
シェルをカスタマイズしても,シェルの実行を終了するとすべての設定内容は消えてしまい,次回にシェルを実行したときに再度同じカスタマイズを実施する必要があります。そこで,シェルの起動時に,カスタマイズを自動的に行う機能が用意されています。「設定ファイル」と呼ばれるテキスト形式のファイルにカスタマイズす…
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X Window System(7:xsetコマンドとスクリーン・セーバー)
Xサーバーの機能を一般ユーザー・レベルで設定できるのが,xsetコマンドです。xsetコマンドをオプション指定なしで実行すると,設定可能なオプションが表示されます。ここでは,基本的なオプションをいくつか紹介します。
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シェルの基本操作法(後編3:シェル変数と環境変数)
シェル変数は実行中のシェルだけで有効な変数ですが,環境変数はシェルから実行したコマンドにも引き継がれる変数です。シェル変数および環境変数にはあらかじめ役割が決められているものと,ユーザーが自分で役割を決めるものがあります。シェル変数と環境変数の違いをしっかりと理解しましょう。
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X Window System(6:入力メソッドの「XIM」と「IIIMF」)
Xで日本語入力を行うには,Xの入力メソッドを利用してCannaサーバーにアクセスする方法と,アプリケーション(クライアント)から直接Cannaサーバーにアクセスする方法があります。入力メソッドには,X上に実装されたXIMと,Xに依存しないIIIMFなどがあり,両方ともクライアント/サーバー方式で日…
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シェルの基本操作法(後編2:名前の補完とプロセスの実行)
コンピュータを利用しているとタイピング・ミスは頻繁に発生します。特に,長いファイル名や英字の大文字と小文字が混在したファイル名はタイピング・ミスを犯しやすくなります。タイピング・ミスを軽減する機能がコマンド名やファイル名の補完です。
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X Window System(5:日本語の入力方法)
日本語を入力するには,日本語入力システム(かな漢字変換ソフト)が必要です。Linuxではここでもクライアント/サーバー方式が主流です。漢字変換のサービスを提供するサーバー・ソフトと,日本語を入力するクライアント・ソフトが連携して動作します。クライアントとサーバーが同一マシン上で動いている必要はあり…