記者のつぶやき
目次
-
iPhone 3Gのリモート・ワイプを試す
ITプロフェッショナルにとってiPhone 3Gの目玉となる機能は,米Microsoftのグループウエア「Exchange Server」とのデータ同期だろう。気になるのは,盗難・紛失時にiPhoneのデータが守れるかどうか。そこで遠隔からiPhoneのデータを消去する「リモート・ワイプ」を試して…
-
トラブルに強いネットワークを調査します
日経NETWORKは,さまざまなネットワーク・トラブルの実例を毎年アンケート調査している。今年は原点回帰とばかり,ネットワーク担当者の方が一番何を知りたいかに立ち戻って考えてみた。こうして選んだテーマが「トラブルに強いネットワーク」である。
-
「海外」は面白くないか
「パラダイス鎖国」という造語がある。住み心地のよい「パラダイス」のような日本に閉じこもって「鎖国」のような状態になることを指している。特に若い方々が海外への興味を失って,海外旅行に行かなくなったり,海外勤務を避ける傾向にあるという。さらには,同じような傾向が日本の製造業にも蔓延していて国際市場での…
-
“傲慢”への戒め
もう10年以上昔の話だが,ある米国企業を訪ねたとき,その本社敷地内に併設された「当社の製品・歴史を紹介するミュージアム」の入り口近くに,“don't be arrogant(傲慢になることなかれ)”と書かれていたのを見たことがある。
-
「デザイナ/エンジニア問題」は存在しない?
Webアプリケーションを開発する際には,デザイナとエンジニアがいかに協調して作業を進めるかという「D/E(デザイナ/エンジニア)問題」の解決が不可欠,との話はよく耳にする。ただし現実には,Webアプリケーションを開発していても「D/E問題」の存在に気づいていない人も多いのではないだろうか。
-
ハイビジョン・レコーダーを買って技術進歩に感激
ダビング10が始まった週末,それも後押しになって,ハイビジョン・レコーダーを購入しました。安くなったなと驚くとともに,技術の進歩は,こうしたところでユーザーに還元されているのだと感じました。
-
コーリン鉛筆でわしも考えた
小学生だったころの話である。戦中派の方が校長先生だったのか何だかよくわからないけど、「日本人は質実剛健、臥薪嘗胆だ」みたいな校則が満載の学校に通っていた。当然ながら年中半ズボンで、真冬でも靴下は禁止。石炭ストーブはあったけど、池に氷が張るような日でなければ火は入らない。普段は給食なのだが遠足や行事…
-
NTTデータとTISが社内システムをオープンソース化した狙いと反響
このところ,社内システムを最近オープンソース・ソフトウエアとして公開した企業に話を聞く機会が続けてあった。NTTデータ,TIS,KN情報システム---これらの企業は何を狙ってソフトウエアを無償で公開したのか。その反響はどうだったのか。
-
プロジェクトに潜む「悪魔のスパイラル」
先日,プロジェクト・マネジメントをテーマにしたセミナーで,専門家3人の講演をうかがった。3人はそれぞれの経験に基づいて,システム開発プロジェクトが泥沼にはまり込む過程を「負のループ」「悪魔のサイクル」「悪魔のスパイラル」と表現していた。
-
SE特有の「不合理な信念」がこころの病を招く?
こころの病の治療法の一つに「認知行動療法」というカウンセリング手法がある。認知行動療法とは,不合理な信念や考え方を修正することで,感情や行動を改善していく治療法。これは,不合理な信念や考え方が悲観的な感情や行動につながる,という前提に立っている。
-
転機に立つ中国の民族系自動車メーカー
この6月25日,東京大学社会科学研究所教授の丸川知雄氏による「転機に立つ中国の民族系自動車メーカー」(主催:東京大学ものづくり経営研究センターアジア自動車産業研究会)という講演を聴いてきた。丸川氏は,『現代中国の産業~勃興する中国企業の強さと脆さ』(中公新書,2007年5月25日発行)という本を書…
-
工事進行基準とJ-SOXの“最悪”な関係
日本版SOX法(J-SOX)と工事進行基準は、実はものすごく関係が深いのではないか――。2007年秋ころから、記者はこんな疑問を抱いていた。受託ソフトの開発に工事進行基準が適用されることがほぼ決まりかけた時期だ。だがJ-SOXと工事進行基準の関係について明確に説明する文献はないに等しく、取材でもそ…
-
Bluetoothの使い心地(その2)---iPod編:ヘッドホンとiPodをBluetooth対応にしてみた
前回のBluetoothマウスに続き,今回はiPodとヘッドホンにBluetothアダプタを付け,ワイヤレス化した。その使い勝手を紹介する。
-
フワフワのPCを握ってみるテスト
記者は,チョット変わったハード機器が大好きである。最近,またまた興味深いデバイスを見つけた。その名は「chumby(チャンビー)」。「ウィジェット」と呼ぶ小型のアプリケーションを実行する専用機である。
-
自由自在に“空を飛べる”,3次元マウスを試してみた
米3Dconnexionの3次元マウス「SpaceNavigator」を試用する機会を得た。Second LifeやGoogle Earthでは,自由自在に“空を飛ぶ”感覚が味わえる。
-
ついに始まる「ダビング10」,6つの“知っておくべきこと”
2008年7月4日の午前4時に,地上デジタル放送や無料のBSデジタル放送などのコピー制御方式が「ダビング10」に切り替わる。まだダビング10の放送は開始されていなかったため,それがどういうものか今ひとつピンとこない人も多いのではないだろうか。そこでここでは,基礎的な知識も含めてダビング10について…
-
イノベーションを阻害する三つの要因がオフィスにまん延している
先日,米Autodeskのフェロー Tom Wujec氏にインタビューする機会を得た。Wujec氏は「イノベーションを阻害する三つの要因がオフィスにまん延している」と言う。「Change Blindness」「Continuous Partial Attention」「Fill in a Blan…
-
taspoの“成人”識別の違和感
2008年7月1日から全国で,お金だけではタバコが買えなくなってしまった。必要となるのが成人識別ICカード「taspo」。愛煙家にとっては煩わしいだけのtaspo。それだけでなく,違和感を覚える。
-
電気が石油を置き換える日,無線が有線を置き換える日
「効率って何だろう。常識って何だろう」。そんな気持ちになる,2つの価値の転換に出くわした。中国では電気で走る電動自転車がポピュラーな存在となっていた。インターネット接続環境を検討したところ,携帯電話を用いた定額データ通信の価格が有線とさほど変わらなくなっていた。
-
二つのイノベーション
日本の自動車産業とエレクトロニクス産業はなにかと比較されてきた。同じところもあれば,違うところもある。いずれも高い技術力を誇り,製造業発展の牽引役である。一方で,このところ国際競争力という面では絶好調な自動車産業と,精彩を欠くエレクトロニクス産業という差が出てきてしまった。同じ日本の製造業でありな…