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●名称:Fedora Core 4
●提供元:Fedora Project
●URL:http://fedora.redhat.com/
●対応機種:PC AT互換機,PowerPC搭載機

 Fedora Projectは2005年6月13日(米国時間),Linuxディストリビューション「Fedora Core 4」を公開しました。Fedora Coreは,その前身に相当する「Red Hat Linux」がFedora Projectに引き継がれてから,4回目のバージョンアップになります。

 Fedora Coreの特徴は,「新しい技術を積極的に導入していること」です。そのため,比較的短い間隔(約6カ月)でバージョンアップが行われています。先進技術を意欲的に採用していることから,安定性や信頼性はほかのディストリビューションに比べて劣る可能性があります。

 Fedora Core 4から,今まで配布されていたインテル系CPU向けのほかに,PowerPC向けのイメージも配布されています。ここでは,インテル系CPU用のインストールを前提に解説します。

 Fedora Core 4では,Linuxカーネルに最新の「バージョン2.6.11」が採用されています。コンパイラについても,最新バージョン「GCC 4.0」が採用されています。また,クラスタ・ファイル・システム「GFS」やクラスタ・マネージャ「cman」が新たに利用できるようになりました。

 統合デスクトップ環境には,「GNOME 2.10」と「KDE 3.4」が利用できます。Fedora Core 3で標準パッケージに含まれていた「XFce」は,Extraパッケージ(オプションで追加可能なパッケージ)に移されました。また,仮想マシン環境を実現できる「Xen」も新たに用意されています。

 このほかFedora Core 4では,Javaアプリケーションなどの開発環境として「Eclipse 3.1M6」が採用されました。Fedora Core 3の基本パッケージから外された「Tomcat」や「Jakarta」といったJava関連アプリケーションも,Fedora Core 4では基本パッケージに戻されています。

ここでは,Fedora Core 4用のインストールDVDを用いた導入手順を説明します。


インストールの前に

インストール時にトラブルを避けるには,事前の準備が欠かせません。インストール作業に取り掛かる前に以下の5点を確認してください。

 (1)インストール作業の前に,DVD-ROMから起動するようパソコンのBIOSを設定します。設定方法はパソコンに付属しているマニュアルなどに記載されています。また,Fedora Coreでは起動フロッピのイメージは同こんされていません。また,USBメモリーなど起動可能な比較的大きな容量のデバイスを使える場合は,DVD-ROM内の「\images\diskboot.img」イメージを書き込むことで起動が可能です。

 (2)WindowsとLinuxをインストールしておき,起動時に利用するOSを選択するには,あらかじめWindowsの起動ディスクを作成しておくことをお勧めします。Linuxのインストールが正常に終了しなかったときにWindowsを起動するには,この起動ディスクが必要になる場合があります。

 Linuxを削除してWindowsだけが起動する環境に戻すときには,ハード・ディスクの先頭領域にあるMBR(マスター・ブート・レコード)に,Windowsを起動するプログラムを書き込む必要があります。それには,Windowsの起動ディスクを使って起動し,コマンド・プロンプトで「fdisk /mbr」コマンドを実行します。Windows XPや同2000の場合は,Windows回復コンソールを利用します(http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP229716を参照)。

 (3)使用するパソコンのハードウエアによっては,Linuxをインストールしただけでは利用できない場合があります。例えば,ギガビット対応のイーサネット・カードや無線LANは利用できない場合があります。そのため,ベンダーなどからLinux用のドライバを入手する必要があります。

 (4)特にWindowsパソコンにLinuxを追加ストールする際には注意が必要です。誤った手順により,ハード・ディスクのWindows側の領域を消去してしまう可能性があるからです。パーティション操作について不慣れな場合は,Linux専用のパソコンやハード・ディスクを用意して,そこにインストールすることをお勧めします。

 (5)すべてのパッケージをインストールすると,空き容量が7Gバイト程度必要です。インストールの種類を「パーソナルデスクトップ」にすることで,容量を2Gバイト程度に抑えられます。また,必要なパッケージはyumを使って入手可能です。